卒業式を挙行しました。
- 公開日
- 2020/03/19
- 更新日
- 2020/03/19
学校行事
3月12日卒業式を挙行しました。
新型コロナウイルスの影響で、卒業生と教職員のみの式となりましたが、卒業生の皆さんの凜とした姿に心を打たれました。
学校長式辞 PTA会長祝辞 卒業生答辞の一部を紹介いたします。
(学校長式辞より)
3年生の皆さん、卒業おめでとう。
今日は、本来であれば保護者の方々、在校生、ご来賓などたくさんの人たちに見守られながら卒業式を盛大に行うはずでしたが、残念ながらこのような形で式を実施せざるを得ませんでした。
皆さんには本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
ただ、皆さんのこの門出を間違いなくたくさんの人たちが祝福しています。
皆さんならきっと「残念な卒業式だった」で終わらせることなく、この不運なめぐりあわせを楽しい思い出に変えてくれると信じています。
この壁を乗り越えて、もっと大きく成長してくれるものと信じています。
4月から新しい生活に一歩踏み出すことになります。
思い通りにならないこともたくさんあると思いますが、皆さんは皆さんのままでいいのです。
これまで通りまわりの人たちと自分自身を大切にしていってください。
自分を大切にして手探りをしていれば、きっと道は開けます。
朝の来ない夜はないのです。
皆さんの前途が幸せに満ちたものとなることを祈念して式辞といたします。
(PTA会長祝辞より)
後輩を指導する良い先輩として、生き生きと活躍する姿は、一保護者として見ても、本当に立派で頼もしさすら感じました。
皆様はこれから義務教育を終え、一人ひとりそれぞれの道を歩んでいきます。
これからの人生では、色々と悩んだり、人生の方向性が分からなくなり、行き詰ったりすることもあるのかもしれません。
自分は何故生まれてきたのか、何のために生きていくのか、そんな根本的な思いに悩むこともあるでしょう。
しかし、人は何の為に生きるのか、自分自身に対するこの問いかけこそ、私は人と動物の大きな違いであると感じています。
動物というのは、ただ黙々と自分の命を次の世代に引き継いで生きていきます。
しかし、人は命を繋ぐためだけに生きているのではなく、生きていく目標や、自分が生きていく意味を考え、またそれを必要とする生き物なのだと思います。
皆さんの中にも、何のために生きていくのか、自分の目標や夢というのは何なのかと一人で思い悩んだことがある人もいるのではないでしょうか。
中学校を卒業する今、自分は将来こうなりたい、こういう職業に就きたいという明確な夢や目標を持っている人は大変幸運であると思います。
どうかその目標や夢を達成する為には保護者や先生、周りにいる友人たちの力も借りながら、努力を惜しまず、挑戦し続けて下さい。
また、まだ目標や夢が決まらないという人は、私は焦る必要は無いと思います。
自分の外見というのは鏡で確認することが出来ますが、自分の心の中、内面と言うのは鏡で見ることは出来ません。
この先多くの人と出会い、多くの経験をすることで、自分という人間が創られ、客観的に自分が見えてくる、心の鏡が見えるようになってくるのだと思います。
自分という人間を見ることができれば、おのずと自分の夢や目標は見つかるものです。
どうか、自分の未来を創るためにも、これから多くの友人をつくり、色々な世界に挑戦し続けて下さい。
(卒業生答辞より)
三年間の中学校生活では、たくさんの方々に支えられ、お世話になりました。
十五年間育ててくれた「家族」。授業だけではなく友人関係の相談や学校生活での様々なことを、時に優しく、時には厳しく教えてくれた「先生方」。
今まで私たちの成長を温かく見守り、指導して下さり本当にありがとうございました。
そして、残念ながら今ここに居ませんが僕たち三年生を支えてくれた在校生のみなさん。
卒業に向けてあと少し、皆さんと一緒に過ごし、いろいろな活動をしたかったです。
機会がなくなってしまい、今まで当たり前と思っていた日常の大切さに気付きました。
どうか、これからも先輩方が残した伝統や光洋中学校の良さを守りつつ、新たな伝統をつくり、皆さんらしい学校を築いて下さい。
大変な状況での旅立ちとなりましたが、これから私たちはそれぞれの道でたくさんの人と出会い、そしてたくさんの経験をして成長できるよう努力していきます。
そして、光洋中学校の卒業生として誇りを持って歩んでいくことを約束し、答辞といたします。