学校日記

男子バドミントン部です☆団体三位、応援ありがとうございました。

公開日
2010/12/01
更新日
2010/11/30

部活動の様子

「思い起こせば一年前、すべての子どもたちは、バドミントンを全く知らない状態で入部してきました。」と、顧問の畠山先生は語る。
 そうなんです、バドミントン部男子には、ジュニア時代(小学校時代)からのバドミントン経験者が、皆無なんです!!
 ジュニア経験のない子どもたちだけのチームが、県大会に出場して3位に入賞したのは快挙です。北陵中の生き字引と呼ばれている宮先生も知らないくらい、幾久しく県大会出場がなかったらしいです。(私の記憶が確かなら、9年近くないのでは?)この3位は、そんな子どもたちと、畠山監督と、そして仏の小畑(先生)コーチとで掴んだ努力のたまものでしょう。
「今回の県大会の試合では、ファイナル(3ゲーム目)になったり、セッティング(デュース)になる試合が多く、実力が伯仲していた。その中で、1点を取れずに、悔しい思いをした。」と畠山監督は語る。
そうなんです、ジュニア上がりの選手たちと互角に戦った北陵中男子バドミントン部。本当に、あと1点が取れずに、悔しい思いをしたのです!!
「上位に入賞したチームとは練習試合もして勝っていた。しかし、県大会では勝つことが出来なかった。気持ちの差だ。その気持ちの差はどうすれば埋められるのか?」と監督は語りかける。
畠山監督流の指導からすると、「日常生活のあたり前のことの積み重ねが大事なのだ」ということになる。
「元気な挨拶、時間を守る(遅刻をしない)、宿題をやってくる、提出物を出す、決まりを守る…そういうことの積み重ねで心が強くなるのですよ。」ということであろうか?
そういう当たり前のことの積み重ねでしか強い心は育たない、監督はそのことの持つ意味を過去の経験からよくご存知だ。部員一人一人へ日常的に愛情あふれる指導をし続けている監督。そのパワーは、あの小さな体のどこに宿っているのだろうか?と思うほどだが、徹底的に続けられている。この事の意味をもっと真摯に受け止めて生活していく必要があるだろう。 
これは、筆者の私見であるが、「勝つために目的を一つにして参加することができなかったことではないか?」と考える。ダブルスもシングルスも、チームが勝つために何をすべきかを考えて行動していかなければならない。それが、まだ開発途中なのである。加えて、すべての選手のシングルスとしての力が未熟なために、厳しいところで戦い抜くという心構えが出来ていないのだ。ダブルスで勝つためにも、シングルスの強化が必至だ。
そういえば、試合後に小畑(先生)コーチからも、
「これから、上で勝つためには、ミスの少ないプレーをすること。1つ一つのショットを確実に決める力をつけること」が大事だとアドバイスを頂いた。
やはり、そうなんです。チームとしての「個人力アップ」が求められているのです。 
「個人力アップ」するためには、畠山監督の生活指導を素直な心でやり続けること、そして、ノックや一つ一つのショットの反復練習しかないし、合わせて長距離を走り抜く持久力もつけていくことが大事だ。すべては冬場のトレーニングにかかっている。
「県3位のシードを、来年手放すわけにはいかない。」畠山監督は、強く語る。
監督の瞳の奥には「東北大会」という新たなステージが広がっている。来年、岩手県中総体を3位通過で東北大会に抜けたとしても、初戦敗退のレベルでしかない。しかし、彼らが本気で取り組めば、東北大会というステージでも、互角に戦える素質があると監督は見抜いているのだ。すごい方である。本当に足を向けては寝ていられない。
来年、東北大会という舞台で戦い抜けるように、筆者も微力ながら力を注ぎたいと強く感じた県大会であった。
*今後も、宮城との交流会、弘前での東北選手権大会と大会が続きます。
 引き続き応援のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。