以前に勤務されていた全校３クラスの小さな中学校の合唱にまつわるお話しでした。

「何かで一番になれる中学校ではありませんでした。ましてや学年１クラスしかないので、合唱コンクールもできません。みんなで考えて、地域のお年寄りの方達に合唱を聞かせたり、施設をめぐって皆さんに合唱を聞いてもらうことにしました。地域の方々はとても喜んで、笑顔でたくさん拍手してくれましたり、たくさん褒められました。
　『自信』というのは不思議なもので、他の人たちを励まそうとやったことが、逆に自分たちが励まされてその中学校生徒一人一人の大きな自信となりました。
　皆さんも北陵祭の合唱を通して、聴きにきた皆さんに力を与えたり、自分たちの力や自信につなげてほしいとと思います。」

校長先生のお話を生徒たちは真剣に聞いていました。