目標をかなえるために。
- 公開日
- 2016/01/02
- 更新日
- 2016/01/02
部活動
テレビでは昨年の「新・山の神」と言われた青山学院大学の神野選手が2年続けて往路優勝のゴールを切りました。昨年の箱根駅伝後、1年間で2度の疲労骨折を克服し、昨年のタイムこそ更新できませんでしたが、見事なコンディショニングで最後の箱根駅伝をキャプテンとして最高の形で明日の復路へタスキをつなぎました。
今や高校生の多くの長距離ランナーが「箱根で走る」ことを夢見て練習に励んでいます。そして、それを夢見て全国から関東の大学に才能あるランナーがたくさん集まってきます。その夢がかなうのは10区間でわずか200人。その「200人」を目指して毎日毎日多くの学生ランナーが日々練習を積み重ねています。せっかくメンバーに選ばれても直前のケガや体調不良でエントリーを変更される選手もいれば、人一倍努力をしてもメンバーにエントリーされることなく大学を卒業する選手もいます。そう考えると、たかが「関東限定の大学の駅伝大会」なのかもしれませんが、そこを目指して「人生を賭ける」意気込みで練習を目指す学生にとっては「最高の檜舞台」であることは間違いありません。
その「檜舞台」に今年も岩手からも数名の学生が登場しました。そして今年初出場の東京国際大学の監督は岩手県の出身者(大志田秀次さん)です。その東京国際大で5区の山登り任されたのは濱登選手(山田中→一関学院高)でした。濱登選手は山田中時代に3000Mで東北大会に出場したこともある県の強化選手でした。その当時は全国に通用する選手ではありませんでしたが、とにかく「真面目」に練習に取り組む選手でした。一関学院に進んでからも努力を続け、大学に進学し、今回、晴れの舞台に立つことができました。「努力は報われないことのほうが多い」のですが、努力を続けていると、いつかどこかで「努力が報われる」ことがあります。それが箱根駅伝でかなうことを夢見て、おそらくこの瞬間も来年に向けて練習に励んでいる学生がいることでしょう。
厨中の部活は明後日から始まります。写真は冬休みの部活予定表です。今年の中総体まで残り半年。目標を達成するためには「報われなくても練習に励む」以外に方法はありません。「やってて良かった、続けて良かった」そう思える部活動になるよう練習に励みましょう!