東北大会「体操競技」
- 公開日
- 2017/08/08
- 更新日
- 2017/08/08
部活動
昨日から東北大会「体操競技」が開幕しました。
6年に一度の東北大会岩手県開催。記念すべき東北大会の開会式で、厨中生徒会長:工藤才佳さんが、盛岡市の中学生を代表して、歓迎の言葉を述べました。堂々とした、大変立派な歓迎の言葉でした。
演題となりで聞いていた盛岡市教育長さんも深くうなずいていました。終わった後、東北体操協会会長さんからもお褒めの言葉をいただきました。これから真剣勝負を行う選手に負けない、度胸と勝負勘がありました。さすが、厨中生徒会長!
才佳さんが述べた歓迎の言葉の全文を紹介します。
体操競技の東北大会に出場する選手の皆さん、日々の苦しい練習を乗り越え、そして各県の厳しい予選を勝ち抜き、ようこそここ盛岡へお越しくださいました。盛岡市の中学生を代表して、歓迎の言葉を述べさせていただきます。
ここ盛岡市は、西には南部富士と評される名峰:岩手山、南には雄大な流れを持つ北上川。市内にも、秋になるとサケが遡上してくる清流:中津川が流れ、清らかな水と緑豊かな自然に囲まれた杜の都です。
先週8月1日からは、ギネスブックにも認定されている世界最大の太鼓パレード、さんさ踊りが盛大に開かれ、盛岡の街は夏のお祭りらしい、熱気に包まれたところです。
私は今日ここで、さらに熱い体操競技を見られることを楽しみにしています。体操競技は、あの内村選手の美しい演技に代表されるように、芸術性が高く、アクロバティックで、経験のない私でさえ、見ていてワクワクします。中学生でも東北大会となれば、非常に難しい技に挑戦すると聞き、ここに至るまでの皆さんの練習には、並外れた努力があったことと想像します。
私は先日、バドミントンの市内予選に出場しましたが、惜しくも県大会出場を果たすことができませんでした。私の中学校での部活動は、ここに集まった皆さんよりも早く、終わりを告げてしまいましたが、3年間、仲間とともにバドミントンに打ち込んだ思い出は、かけがえのない宝物です。さらに上を目指す皆さんには、もっと大きな宝物が待っているのではないでしょうか。
これまでの長くて辛い練習は、今日からの3日間、たった1回の演技、この一瞬のために、積み重ねてきたものだと思います。全国大会の切符は、限られた人しか手にすることはできませんが、ここにいる皆さん全員が、この一瞬を完全燃焼できれば、これまでの血のにじむような努力が、最後には笑顔に変わるのだと信じています。
今日から3日間、全力を尽くし、悔いの残らない演技を、ここにいる皆さんがしてくれることを願っています。私たち盛岡の仲間たちは、皆さんの頑張りをしっかり見守り、応援しています。
盛岡市立厨川中学校 生徒会長 工藤才佳