大晦日〜1年の締めくくりと新年に向けて〜
- 公開日
- 2017/12/31
- 更新日
- 2017/12/31
校長だより
今日で2017年が終わり、明日、新年を迎えます。皆さんの2017年は、いかがだったでしょうか?
2学期の終業式で、校長先生がこんなことを生徒に話してくれました。
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なぜ1月を正月というのでしょうか。正月の「正」の字を漢和辞典で引くと、もと字が「止」と出ています。即ち「止」と「一」からなり、「一に止まる」いう字なのです。
このことについて、詩人:相田みつをさんが次のように述べています。
「一に止まる」 、「一を守る」 それが正。
一とは何でしよう。
一とは原点、一とは自分、一とはこの私なのです。
自分が人間としての原点に止まる、守る、それが正。
自分が自分の原点に立ち帰る、それが正。
そして自分が自分の原点に立ち帰る月、それが正月です。
晋段の私達の現実生活は、いつも「そんとく」「勝ち負け」という「比べっこ」にふり廻されているから、一年にいっぺん、そういう世間的な「比べっこ」をやめて本来の自分に帰ろうというのが正月です。
つまり正月とは昨年やってきたことのあやまち、失敗を反省し、同じことをくり返さないように、自分の原点に立ち帰って、自分の生き方を軌道修正する月ともいえます。
もし何かに迷ったら、始めの一に戻って止まって、そこからもう一度考え直して下さい。
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今日は穏やかに、始めの一に戻る準備をしたいと思います。
今年一年、ありがとうございました。
皆さん、良いお年をお迎えください。