学校日記

東日本大震災、発災の瞬間

公開日
2018/08/23
更新日
2018/08/23

学校の様子

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 現在、体育館の改修工事が急ピッチで進んでいます。そんな中、厨中の長きを知る先輩先生から、あるお願いを受けました。「体育館のフロアの一部を切り取って、残してもらえないか」と。
 それは、あの東日本大震災の発災の瞬間を今に残す遺構でした。
 あの日、本校も卒業式を翌日に控え、会場準備に追われていたそうです。ある先生が、来賓席のテーブルにかける白布にアイロンがけをしていたその瞬間、大きな地震。慌てて、アイロンを床に置いたまま逃げたその跡が、この焦げた体育館の床です。その時の経験のないほどの大きな揺れや、体育館内の騒然とした様子が、思い起こされます。
 この遺構をどのように残し、どう語り継いでいくか、「今の私たち」が考えていかなければない宿題です。