スポーツ医・科学のお話 メンタル編3
- 公開日
- 2021/03/24
- 更新日
- 2021/03/24
学校の様子
前回は「してほしい変換」についてお話ししました。
これまでを振り返りまとめると
「事実を受け入れる」→「とらえ方を変換する」→「して欲しい変換をする」となります。
そして最後は、背中を押す、相手をやる気にする言葉について触れたいと思います。
例えば、試合当日の大人から子どもへのかけた言葉を想定してみましょう。
まずは、がっかりなトーク例です。
「今日は大事な試合だ。」→「絶対に負けられないから緊張するなよ」→「失敗を恐れず、本気でやれば絶対に負けない。」→「終わったらみんなで焼き肉を食べにいくぞ。」
次に、これを元気づける言葉に変えてみましょう。
「今日は、大事な試合だ。緊張してるのか?」(事実の受け入れ)→「それだけ、今まで本気になって取り組んできたからな。当たり前だよ。」(とらえ方変換)→「仲間と一緒に自分たちのプレーができるイメージをもって思い切りプレーして来い。」(してほしい変換)→「終わったらみんなで焼き肉を食べにいくぞ。」(背中を押す言葉)
さあ、同じ言葉ですが、どちらがやる気になるでしょうか?