3年生の意地。
- 公開日
- 2015/07/30
- 更新日
- 2015/07/30
職員・OBから
和歌山県で行われているインターハイ陸上競技は今日、男子100Mの決勝が行われました。最近のニュースで数多く取り上げられている高校生が会場でもやはり最も注目されていました。その名はサニブラウン君。(城西大城西高校2年)陸上に興味のない方でもウサイン・ボルトは知っているかと思います。彼は先日の世界ジュニア陸上で当時のウサイン・ボルトの持つ世界ジュニア記録を塗り替えて優勝しました。世界記録保持者が持っていたジュニア記録を更新した彼は一夜にして世界中で注目されるアスリートになりました。そのサニブラウン君が100Mに出場するとあって会場は満席、立ち見の観客も入り、スタンドは身動きが取れないほどの人だかりになりました。準決勝、ゴールの15M前から力を抜いても圧倒的な強さで1位通過した彼は難なく決勝に進みました。迎えた決勝、誰もがサニブラウン君の圧倒的な強さでの勝利を予想していたことと思いますが、優勝したのは昨年、2年生でこの種目を制した東京高校の大嶋健太君(東京高校3年)でした。同じ東京の高校生なので今シーズンはここまで来る前に各予選で何度も何度も急成長したサニブラウン君の背中を見てゴールをしていた彼が、「高校生が一番勝ちたい試合」で勝つことができたのは間違いなく「3年生の意地」です。その差は0.01秒。わずか10秒間の勝負のために膨大な時間を費やして練習に取り組んできた3年生の意地と積み重ねた努力が最後の夏のレースで見事に実りました。
さて、東北大会を控えた厨中3年生の諸君、君たちにも是非「3年生の意地」を見せてほしい。ものすごく暑かったですが、見ていて鳥肌が立つ本当に感動的なレースでした。