学校日記

目の教室だより〜弱視教育教材の紹介(ひも通し)〜

公開日
2020/10/09
更新日
2020/10/09

目の教室

こんにちは、足立小学校 目の教室です。
なかなか太陽が見えず、すっきりしない日々が続いていますね。
本日は、前期の終業式があります。
目の教室の子どもたちも、多くの学びを経て一回り大きくなりました。
後期も、元気いっぱいのみなさんに会えることを楽しみにしています。


さて、今回は目と手の協応の練習に効果的な教材である「ひも通し」をご紹介します。
見えにくさのある児童にとって、手元を見ながらイメージ通りに作業する、ということが苦手なことがあります。
意図的に作業する場面を設定し、日常的に練習をしていくことが大切です。

必要な教材はこちらです(写真1枚目)。
真ん中をくりぬいた色々な形・大きさ・色の木材と、穴を通せる程度の太さのひもを用意します。色や形のバリエーションが豊富ですと、難易度が高まり、より楽しく取り組むことができます。

まずは、私が完成形の見本を提示します。その見本通りに、形や色の違いを意識しながらひもに通していきます(写真2枚目)。
(1)見ながら、触りながら、同じものを探すこと、(2)木材の穴にひもを通すこと、が目と手の協応のよい練習になります。

見本通りにできたら、次は自分の好きなようにひもに通していきます。
色鮮やかなものが出来ました(写真3枚目)。
完成したものは、写真にとって記録に残します。
別日に通級するお友達に作品を見せて、その通りにやってもらおうと思います。
上手くできるかな?

なかなか会うことのできないお友達ですが、学習の中で仲間を意識することができるような工夫も取り入れています。