学校日記

目の教室だより〜弱視教育教材(ペグさし)〜

公開日
2020/10/26
更新日
2020/10/26

目の教室

こんにちは、足立小学校 目の教室です。
早いもので、もう10月が終わってしまいますね。
寒い日が増えてきますので、温かいものをたくさん食べて、体調管理に気をつけようと思います。

さて、今回は弱視通級指導学級で使用する教材「ペグさし」をご紹介します。

初めて聞く方も多いと思いますので、まずは写真1枚目をご覧ください。
教材はとてもシンプルで、長さ2cm程度のカラフルなプラスチック製のもの(ペグといいます)・ペグをさすための穴があいた板・見本が描かれた用紙の3点セットです。
ペグを板にさして形をつくっていくため、「ペグさし」といいます。

ペグさしは、見本をみて同じ色を探し、同じ位置となるように穴の数を確認しながら慎重にさしていきます。これは、弱視教育において大切な学習である「目と手の協応」の1つです。弱視児は「目で得た情報と適切な手の動きの協応」を苦手とすることが多いので、目と手の協応学習を積極的に取り入れています。指先を細かく動かす必要があるため、手先の巧緻性も高められます。

また、ペグが穴に刺さる感覚がサクッと心地よいため、比較的長時間集中して取り組むことができます。集中力を高める教材としても活用できるのではないかと期待しています。

実際に取り組む様子です(写真2枚目)。
この後、見本通りに完成させることができました。


次回の紹介をお楽しみに!