本日、全校朝礼を行いました。
私立一般入試(今週末)・都立一次入試(今月21日)を控えた3年生へのメッセージを兼ねて、『 筆記試験に臨む心構え“4つのあ・ず”』について話しました。
内容は、「おりたたみ記事・ここをクリック」に掲載しました。
全校朝礼では、下記の表彰を行いました。
【 北区立中学校書初め席書会 】 (写真:中)
教育委員会賞(最優秀賞) 2年 女子
【 第62回東京都中学校ロードレース大会 】 (写真:下)
男子2・3年2km競走 第3位 3年 男子
校長:高田勝喜
毎年この時期の全校朝礼で話してきた「筆記試験に臨む心構え『4つのあ・ず』」について話したいと思います。昨年、一昨年も話したので、1つ2つ覚えている人もいることでしょう。
3年生は、今週末に予定されている私立高校一般入試に、そして、2週間後の2月21日(火)に行われる都立高校の一次入試に向けて、努力を重ねているところです。
1・2年生のみなさんも、1年後・2年後のことであり、そう遠い未来のことではありません、ぜひ自分事として聞いてください。
『 4つのあ・ず 』とは、「あ」で始まり「ず」で終わる4つの言葉です。
1つ目の【あ・ず】は【慌てず(あわてず)】です。
問題用紙が配られ「 始めてください。」の合図に、1秒2秒を惜しんで問題に取りかかる人がいます。気持ちはわかりますが、そこで慌てないことです。まずはゆっくり落ち着いて、自分の名前や受験番号を丁寧に、しっかり書いてください。
気持ちを落ち着かせ、ざっと最後まで問題に目を通し、およその時間配分を考えてから問題に取りかかりましょう。
はじめの1秒2秒を慌てるより、始まりの10秒・20秒で自分の気持ちを落ち着かせることの方が大切です。
次の【あ・ず】は【焦らず(あせらず)】です。
途中で難しい問題、わからない問題に直面しても、決して焦らないことです。多くの入試問題やテストでは、平均点が60点から70点前後ぐらいになるように作成されているものです。
「 自分に解けない問題は、他の人にも解けない。 」くらいの気持ちをもってください。
そして、このとき「 慌てず 」のところで、ざっと最後まで問題に目を通しておいたことが、生きてきます。つまり、問題のあとの方にある「 簡単な問題 」や「 解けそうな問題 」「 得意な問題・分野 」に、先に取り掛かることもできるのです。難しい問題、解けそうもない問題に焦ることなく、上手に時間をつかってください。
3番目の【あ・ず】は【諦めず(あきらめず)】です。
今「 難しい問題は、後回しにしてもいい。」というようなことを言いましたが、だからといってまだ時間が余っているのに「 解けそうもないからもういいや。」と、諦めないことです。
一度解いてわからなかった問題でも、他の問題を解いたあとでやり直したら、解き方や答えがひらめくこと、他の問題がヒントになるということもあるのです。
最後の【あ・ず】は【侮らず(あなどらず)】です。
「 侮る 」とは、「 相手を軽く見て油断する 」といった意味です。たとえ簡単に解けた問題でも、時間の許す限りしっかりと見直しをしてください。
特に都立高校の入試では、マークシートが導入されています。答えは合っていたのにマークする箇所を間違えた、マークの仕方を間違えた…などということは、絶対に避けたいケアレスミスです。
『 慌てず(あわてず)・焦らず(あせらず)・諦めず(あきらめず)・侮らず(あなどらず)』
「 4つのあ・ず 」を心の中で唱え、これまで重ねてきた努力を、自分の力を最大限発揮してきてください。3年生のみなさんの健闘を祈っています。
以上で私の話を終わります。