12月9日(月)宇宙に一番近い?南米のアルマ望遠鏡 国立天文台渡邊教授からカレンダー寄贈!
- 公開日
- 2013/12/10
- 更新日
- 2013/12/10
学習・学力向上
12月9日(月)宇宙に一番近い?南米のアルマ望遠鏡 国立天文台教授渡邊先生(飛鳥中学校学校評議員)から全学級分のカレンダーを寄贈していただきました!標高5千Mの観測器を3千Mの基地から遠隔操作する巨大基地だそうです!
○人類がこれまで見ることができなかった宇宙の謎に挑むため最新の理論と究極の工作技術を結晶させたアルマ望遠鏡。○アルマ望遠鏡(正式には、アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計:Atacama Large Millimeter/submillimeter Array =『ALMA』)は、南米のチリ共和国北部にある、アタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に建設されます。アタカマ砂漠は年間降水量が100ミリ以下でほぼ年中晴天なこと、さらに標高が高いため水蒸気による電波吸収の影響を受けにくいことなどから、比較的短い波長(高い周波数)の電波でも観測可能で、アルマ望遠鏡の観測波長域となるサブミリ波もとらえることができます。また、土地も広く平坦なため、たくさんの望遠鏡の建設に適しています。
アルマ望遠鏡は、パラボラアンテナ66台を組み合わせる干渉計方式の巨大電波望遠鏡です。直径12メートルのアンテナを50台組み合わせるアンテナ群と、直径12メートルのアンテナ4台と直径7メートルアンテナ12台からなる「アタカマコンパクトアレイ (ACA:モリタアレイ)」で構成されています。○アンテナは全て移動可能なタイプです。アンテナを動かして、それらの間隔を最大18.5キロメートルまで広げることで、直径18.5キロメートルの電波望遠鏡に相当する空間分解能(=視力)を得ることができ、ミリ波・サブミリ波領域では世界最高の感度と分解能を備えた望遠鏡となります。○2002年から建設が始まり、2013年3月13日に開所式を挙行しました。○略称の「アルマ(ALMA)」は、チリの公用語となっているスペイン語で「たましい」を意味します。○アルマ望遠鏡の分解能は、すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の約10倍を誇ります。(アルマ望遠鏡HPより)