ひびき合う授業〜楽しい算数〜
- 公開日
- 2010/05/27
- 更新日
- 2010/05/27
3年
3年生の算数では,4月・5月は,担任と少人数担当のティームティーチングを取り入れ授業を行っています。
今日,3年1組では,「かくれた数はいくつ」の学習をしました。文章題を読み,問題場面を全体で確認し合った後,まず子どもたち一人ひとりが自力で問題を解決していきました。その間,担任と少人数担当が子どもたちを回って机間指導し,つまずいている子どもに助言したり,よい考えの児童を称賛したりします。
本時は,初めて「線分図」を使って課題解決する授業でしたが,教師側から一方的に線分図を教えるのではなく,既習の「○図」や「テープ図」など,子どもたちそれぞれの考え方の相違点や説明の工夫を全体交流で取り上げながら,新しく学習する「線分図」のよさに気づかせていくようにしました。
3年団では,この自力解決の際に自分の考え方を自分なりにノートに書くことに力を入れています。3年生になってからの2ヶ月でも,子どもたちの書く力がずいぶん伸びたように思います。ノートに自分の考えがもてた後は,どの子も自信をもって意欲的に手が挙がります。そして友だちと交流する中で,自分の考えを深めたり修正したりする学び合いができてきました。学習内容を通して,学習者である子どもたち相互,そして教師と子どもが心までひびき合うような授業を目指しています。
今後は,さらに課題別や習熟度別の少人数学習の時間もどんどん取り入れて,子どもたちがみんな「できる・わかる」自信がもてる充実した授業にしていきたいと考えています。