校長あいさつ
校長あいさつ
本校は、一級河川沙流川の中流にある二風谷ダムのほとりにたたずむ歴史のある小学校(明治25年開校)です。校庭には、アイヌ詩人違星北斗氏の歌碑や初代校長黒田彦三氏(校長として32年間勤務)の記念碑、旧校舎の時計台、栗の大木等があり、その歴史の重みを感じさせられます。
本校の特色として、アイヌ文化を深く理解し、子どもたちの考えを深め、個々の成長につなげることを目指して、ハララキ体験活動やハララキ調査活動、アイヌ語学習等の学習活動が設定されています。地域には、学習を支える多くの指導者や支援者、環境が整っています。まさに「地域とともにある学校」です。今年度の全校児童数は17名と児童数が少ない小学校ですが、「地域の宝」である子どもたちを地域あげて大切に育てている「アットホームな学校」です。
今年度の重点目標は、「自己肯定感を高め、よりよく生きようとする子どもの育成」です。教育の質を向上させ、子どもが健全に成長できる環境を整えることが第一に優先されることと考えています。また、子どもの姿を理解しようとする大人の姿勢が、子どもにとっての一番の支援と捉え、教職員全員で児童理解に努めていきます。学習面では、学力を向上させる手段として、非認知能力である4つの力(人や物を大切にする力、自分の考えをもつ力、自分を表現する力、粘り強く挑戦する力)の育成を図っていきます。この4つの力の育成は、学力だけではなく、自己肯定感を高めることにもつながると考えています。
このホームページを通じて、本校の子どもたちの生き生きとした様子をご覧いただき、本校の教育活動に対して、ご理解とご協力をお願いいたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
校長 遠山 昌志