秋田のなまはげ
- 公開日
- 2017/11/30
- 更新日
- 2017/11/30
広がる学び講座
気づけば今年も残すところあと1か月。年末ですね。
年末の秋田で思い浮かべるものと言えば…やはり「なまはげ」でしょうか。
大晦日の夜に各家々をまわり、大声で「怠け者はいねが〜、泣く子いねが〜」と練り歩く、子どもたちにとってそれはそれは恐ろしい民俗行事です。
全国的に有名な秋田のなまはげですが、県内でも男鹿市周辺で行われているもので、秋田であればどこでもなまはげが大晦日に家に来るわけではありません(男鹿市民の家には問答無用にやって来るらしいですが、隣り町の我が家は「呼べば来る」方式でした)。
恐ろしい風貌のなまはげですが、実は「神の使い」で、怠け心や悪い行いを戒め、豊漁や豊作、吉事をもたらす存在とされています。なまはげが帰った後、落ちているケデ(なまはげが着ているみの状の衣装)から落ちたわらをお守りにするといいそうですよ。
頭に巻くと頭が良くなるとか…この時期、受験生にはのどから手が出るほど欲しいかも知れませんね。
ちなみに、男鹿市には、1年中なまはげの体験ができる「なまはげ館」という施設があります。1度だけ体験したことがありますが…大人もビックリの迫力でした。機会があればぜひ1度体験してみて下さい。
秋田県男鹿市の入口に立っているなまはげ像。
大きさは赤い方が15m、青い方が12m。