『サラマッポ』のルーツ その1
- 公開日
- 2017/01/03
- 更新日
- 2017/01/03
創立70周年記念事業
厨中ボランティア委員会に『サラマッポ』が登場したのは平成5年。今から20年以上も前の話です。
当時、ボランティア活動に力を入れていた厨川中学校は、平成3年6月に起きたフィリピン・ピナツボ火山で被災した人たちに対して救済募金活動を開始します。事は、3年生の学習旅行でお小遣いから少しずつ出し合ったお金が始まりだったそうです。ポケットに入っていたちょっとした善意が、海外へまで発信されていくことになりました。
平成4年、その厨中生の行動に対して、地元フィリピン・カリタスマニラ団体から感謝の盾が厨中に届きます。そこから、厨中とマニラとの交流が始まったようです。
厨中はさらに国際的なボランティア活動を推し進めようと、PTAやOB、地域の方々の理解と多大な協力を得て、平成5年にフィリピンマニラ交流視察団を結成し、生徒2名をピナツボ火山被災地訪問に参加させました。帰国後、参加した生徒たちが全校生徒にその様子を知らせようと報告書を作りました。そのタイトルが「ありがとう=『サラマッポ』」でした。
それ以来続く、厨中ボランティア委員会の通信『サラマッポ』。このタイトルの意味と歴史を、これからも大事にしていきたいと思います。