『サラマッポ』のルーツ その2
- 公開日
- 2017/01/04
- 更新日
- 2017/01/04
創立70周年記念事業
平成5年のピナツボ火山被災地訪問をきっかけに、厨中ボランティア活動はますます盛り上がりを見せていくことになりました。
カリタスマニラの神父さんを厨中にお呼びしたり、地元の子どもたちに千羽鶴やサマーカード・クリスマスカードを送ったりするなど、さらに交流を深めていきます。
平成6年には、「スカラシップ募金(里子制度)」に着手。経済的に苦しく小学校に通うことができていない子どもたちを支援しようと、生徒たちが募金活動を開始します。このスタートの年には、5人の子どもたちの通学を支援することができたそうです。
平成7年には、マニラにあるマグサイサイハイスクールと姉妹校の締結。生徒同士の交流のみならず、教員間でも研修の派遣・受け入れの交流がありました。
平成8年には、マニラに教育自立支援施設『厨川の里』を建設運動開始。PTAや地域をあげての募金活動が始まるなど、目を見張るほどの積極的なボランティア活動が展開されていたようです。
そして翌年の平成9年、厨川中学校は創立50周年を迎えることとなり、それまでの活発なボランティア活動が再度、内外に発信されることになりました。
あれから20年、来年度厨川中学校は創立70周年を迎えます。これまでの厨中の歴史を紐解き、これからの10年・20年に“継創”していくボランティア活動を進めていきたいと思っています。