学校日記

3.11あの時を忘れない

公開日
2017/03/11
更新日
2017/03/11

生徒会

 今日であの東日本大震災から6年が経ちました。本校は昨日、3.11追悼集会を行いました。
 今、厨中生徒会スローガンは、3年生68期「樹跡(きせき)」から、2年生69期「継創(けいそう)」へ。

 東日本大震災で被災された多くの方々を深く追悼するとともに、まだ途上にある復興を強く願い、また、これまで6年間の厨川中学校の「軌跡」をたどりながら、来年平成29年度の新しい1年を、全校生徒一丸となって「創り、継いで」いこうと決意を新たにしました。
 一方で、校長先生が紹介した、ある高校生の新聞への「投書」が胸に突き刺さりました。

『震災に意味付け やめて』
2011年3月11日に東日本大震災が起きてから、もうすぐ6年がたつ。
あの時12歳だった私は、18歳になった。
この時季になると、よくあの日を思い出す。
地震、津波、原発事故。
思い出すと辛くて涙が出てしまう時がある。
涙の回数は減ったが、今でも津波の映像を見ることはできない。
発生後、震災に意味付けをする人がたくさんいた。
「絆ができた」とか「家族を大事にするようになった」とか、建前で言う人がいっぱいいた。
だが、そんなものは震災前にだってあった。
震災が起きたことに意味なんてない。起きない方が良かったに決まっている。
だから私は震災を都合よく語ったりしない。
あの日起こったことを、自分の記憶に刻む。ただ、それだけ。


岩手県内陸部で唯一被災した厨川中学校
旧校舎のシンボル、屋上にあった「校章と時計台」は、
あの大地震で逆さまに、へし折れてしまった。
心も折れそうになった。
でも、厨中生を見守り続けてきた時計は、逆さまになっても時を刻んでいた。
記憶に刻もう。

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