学校日記

生まれた時から、諦め方を知っている人間は、一人もいない‥

公開日
2017/08/20
更新日
2017/08/20

校長だより

 2学期始業式での校長先生のお話(植松勉さんの講話引用)の後半部分です。

僕は 信じてるんです
「どーせ無理」 をなくせば いい社会が 来ると 思ってます
でも 僕ひとりで できることに 限りがあるから
どうしても 仲間が ほしいんです
これは 僕の代で終わらない 夢なのかも しれないんです
だからこそ みなさんの力を 貸してほしいんです

みなさんが 今日から
「どーせ無理」 っちゅう言葉に 出会ってしまったときに
「だったら こうしてみたら?」 って 言ってくれたら
ただ それだけで いつか 「どーせ無理」 がなくなって
この世から いじめも 虐待も なくなるんです
だから ぜひ みなさんの力を 貸してほしいです

学問というものがあります
僕らは 学問を 一生懸命 学んできました
では 学問っちゅうのは 誰かに 評価される ためのものだったんでしょうか?
とんでもない 間違いですね
学問っちゅうのは 社会の問題を 解決するために
人類が 生み出したものなんです
必死になって 築き上げたものなんです

じゃぁ 教育って なんでしょうか?
教育っていうのは
失敗の避け方とか 責任の避け方っちゅう
要領いい 生き方を教えるための ハウツーでしょうか?
全然 違いますね
教育というものは 死に至らない失敗を
安全に 経験させるためのものだったんです

でも それが すっかり おかしくなってしまったんです
なぜかというと
失敗を マイナスだと思っている大人が たくさん いたからなんです
その人たちが みんなの可能性と 自信を 奪ってきたんです

でも 大丈夫です
これからの 日本を 良くしていくためには
世界を 良くしていくためには
やったことないことやりたがる人
諦めない人 工夫する人が 増えればいいんです
どーせ無理 に負けない人が 増えればいいんです

じゃぁ その人たちは いったい どこにいるのか
それは みんなです
すべての人が そうなんです
なぜならば 僕ら人間は 必ず 小さい頃を 経験するからなんです

みなさんも 思い出してみてください
小さい頃は
ボタンあったら 押してみたかったんです
ハンドルあったら 回してみたかったんです
そして 余計なことすんじゃないって 怒られるもんだったんです

実は 生まれたときから 諦め方を知ってる人間なんて
この世に ひとりもいないんです
みなさんは 全員 諦め方を知らないで
輝いて 生まれてきたんです
でも 僕たちは 諦め方を ちょっと 習っちゃってるかも しれません

そんな自分たちの 自信を取り戻すための
とてもいい方法が ひとつだけあります
それは やったことがないこと やってみる なんです
やったことないこと やったら
それだけで ちっこい自信が わいてきますから
ぜひ みなさんは やったことがないことに 挑んでみてほしいって 思います‥‥。

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