子供たちが楽しみにしていた移動教室。「全員が信頼し合って助け合う、最高の移動教室」というスローガンを立て、それぞれの係に分かれて準備を進めてきました。

１日目の昼は忍野八海の見学とほうとう作り体験。雨が降っていて寒かったのですが、温かいほうとうでお腹も満たされました。水族館では、川魚の生き生きとした姿に目を皿のようにして観察しました。夜はきもだめし。友達と協力してゴールを目指しました。子供たちの楽しそうな声が館内に響き渡りました。

２日目はコウモリ穴から三湖台までの登山です。友達同士で声をかけ合いながら、坂道を乗り越え、支え合ってみんなで登りきることができました。「山登りは何度か転んでしまったり、服や靴が汚れてしまったりしたけれど、休憩する場所から見た傘雲がかかった富士山や、頂上で見た樹海がとてもきれいで登ったかいがあったなと思いました。」と振り返っている子もいました。その後は、道の駅富士吉田に寄って、楽しみにしていたおみやげを買いました。夜はキャンプファイヤー。大きな炎を囲んでみんなで歌ったり踊ったり、大いに盛り上がりました。

３日目、お世話になった宿に名残惜しそうに別れを告げ、河口湖フィールセンターと富士山レーダードーム館へ行きました。クラフト体験や溶岩樹型に入るガイドウォークに参加したり、気象クイズや富士山頂の気温を体験したりしました。「室長として困ったことは、班の全員が楽しめるようにみんなの意見を考えてまとめなくてはいけないことです。意見がぶつかってけんかになることも多々ありましたが、楽しく三日間過ごすことができたと思います。」と振り返っている子がいました。３日間の集団生活の中で、友達と協力し、助け合って過ごすことの大切さや難しさに気付くことができました。たくさんの思い出を胸に、移動教室で学んだことを今後の生活に生かし、より充実した日々が送れるようにしたいと思います。