一秒の言葉
- 公開日
- 2023/09/25
- 更新日
- 2023/09/25
校長室から
ひと昔かそれ以上前に、あるコマーシャルが話題になりました。
ノスタルジックな映像と共に、「一秒の言葉」という詩が音読されます。その詩を以下に紹介します。
「一秒の言葉」 作 小泉 吉宏
「はじめまして」この一秒ほどの短い言葉に、一生のときめきをかんじることがある。
「ありがとう」 この一秒ほどの短い言葉に、人のやさしさを知ることがある。
「がんばって」 この一秒ほどの短い言葉で、勇気がよみがえってくることがある。
「おめでとう」 この一秒ほどの短い言葉で、しあわせにあふれることがある。
「ごめんなさい」 この一秒ほどの短い言葉に、 人の弱さをみることがある。
「さようなら」 この一秒ほどの短い言葉が、 一生の別れになる時がある。
一秒に喜び、 一秒に泣く。
一生懸命、 一秒
今日の全校朝会では、この詩を紹介した後に、次のことを話しました。
まずは、「おはようございます」という一秒の言葉。
毎朝、私はスクールバスを降りてくる子供たちを出迎えて、挨拶を交わしています。
ハイタッチをする子もいます。その中で、いつでもとても元気よく「おはようございます」と挨拶をする子がいます。月曜日のみんなのテンションがあまり高くない日でも、または、雨や風が強い日でも、どんな時もその子の挨拶は、元気はつらつです。
私はその子からいつも元気をもらっています。人を元気にできる子が三宅小に一人でも多くなればいいなと思っています。
もう一つは、先日、学校の夏の間に伸びた雑草をシルバー人材センターの方々が刈ってくださいました。その作業中に、三宅小の子が「ありがとうございます」「暑い中ですが、がんばってください」と、言葉を掛けたそうです。作業してくださっていた方が、「その子の一言がとてもうれしくて、涙が出てきました」と、私に話してくださいました。
孫のような年齢の子から、「がんばってください」と言われたことで、とても嬉しい気持ちになり、自然と涙があふれ出てきたとお話をしていました。人を幸せな気持ちにすることができる三宅小の子供たちです。
現在、学校では、子供たちは運動会へ向けて練習に励んでいます。
一生懸命、一秒。互いに高め合う言葉を大切にしていきたいです。
【校長】