学校日記

全校朝会:「言葉」について考えよう

公開日
2006/10/30
更新日
2006/10/30

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 来月の合同文化祭に向けて、どの学年も練習に力が入ってきました。中には、おうちの人に相手役の人の台詞を言ってもらったりしながら練習している子どももいるようで、文化祭に寄せる気運の高まりが感じられます。何事においても、本番だけでなく過程が大切だと考えます。しっかりと練習を重ね、本番には自信をもって臨めるよう後押しをしていきたいと思います。
 ところで、子どもたちを取り巻く悲しいニュースがマスコミ等で連日報道されています。事件は、その場その場で起きているものでありますが、それらが示す課題や問題点などについては、教育に携わるものは真摯に受けとめ、実践に生かしていくことが大切です。
 例えば、言葉づかいの問題などは学校だけでなく、家庭や地域とも連携を図り、改善を進めていく必要があると思います。「死ね」「ウザイ」などの言葉は、言われた側の心に突き刺さる痛くて冷たい言葉です。反対に、「大丈夫?」「一緒に頑張ろう」などの言葉は、心に勇気を与えてくれる温かい言葉です。
 心の傷は、体の傷とちがって見えづらく、癒すのに時間もかかります。これらのことも、年度当初から朝礼などで繰り返し子どもたちに話をし、考える場面をつくってきましたが、継続して指導していくことが必要だと感じています。これからもご協力の程、よろしくお願いします。
                       三宅村立小学校 校長 前沢蔵人