校長室だよりNO182
- 公開日
- 2014/02/24
- 更新日
- 2014/02/24
校長室から
2月24日(月)「忘れ物をしない方法を教えてください」
先週、二人の子が私の所にやって来て、こう言いました。「校長先生、僕たちは担任の先生に忘れ物はしませんと言ったのですが、忘れ物をしてしまいます。忘れ物をしない方法を教えてください。」
そうか。では、君たちは、どうして忘れ物をしてしまうと思いますか?と聞くと、しばらく考えてから一人の子が言いました。「連絡帳を見て、一つ一つ持ち物を確認しないからだと思います。」その通りだね。では、忘れ物をしないためには、どうすればいいの?と聞くと、「連絡帳を見ながら一つ一つ持ち物を確認することです。」
忘れ物をしない方法をちゃんと分かっているのです。でも、忘れちゃうのですね。忘れ物をしてしまう多くの子供たちは、この子たちと一緒だと思います。私は、下駄箱に二人の靴の置き方を見に行きました。
思った通り、靴のかかとは揃えて置いておらず、一人の子の靴のかかとは、踏んであり曲がっている状態でした。ここに忘れ物の原因があります。靴のかかとを揃えようとするためには、「揃えよう」と「自分のことに気を付ける」必要があります。それができる子は、明日の準備をする時も自分のことに気を付けて、連絡帳を見たり、先生の言ったことを思い出しながら準備をします。
つまり、何をする時も「気を付ける」と言うことが大切なのです。二人に、「忘れ物をなくす方法は、靴のかかとを揃えることだよ。きっと、自分に気を付けるようになるよ。」とアドバイスしました。
今日の二人の靴は、かかとがしっかり揃えて置いてありました。もちろん、かかとは踏んでありませんでした。きっと忘れ物も減ってくることと思います。がんばれ!