月曜朝会:三宅の元気は挨拶から
- 公開日
- 2005/10/24
- 更新日
- 2005/10/24
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1学期のはじめにも子どもたちに挨拶の話をしましたが、それから半年が過ぎ、校内ではかなり上手に挨拶できるようになってきました。
この挨拶について、島の方から2つのお話を聞きました。1つは、4年生が島のボランティア活動のことを調べていたときのお話です。そのとき4年生は、調べ活動の途中に道で会った人や庭先にいる人たちに、何度も元気よく「こんにちは」と挨拶をしたそうです。そのことが、「久しぶりに子どもたちの元気な声を聞いた」「元気に挨拶されて、自分も元気な気持ちになれた」等ととても喜ばれたというお話です。
もう1つのお話は、少し反対のことになりますが、ある島の方が道で見かけた小学生に「おはよう」と声をかけたところ、その小学生は黙って行き過ぎてしまい、とても寂しい思いをしたというお話です。その子にとっては、知らない人なので恥ずかしかったりしたのかもしれませんが、声をかけてくださった方はとても残念に思われたことと思います。
挨拶を交わすという言い方がありますが、先程のお話でもわかるように、挨拶はこちらからする、または必ず挨拶を返すということがとても大切であり、そのことがお互いをとても良い気持ちにさせてくれます。
三宅の人たちは、、再び住みやすい三宅島にしようと一生懸命がんばっているわけですが、そのために小学生にもできることがあります。それは、島の人たちと元気な挨拶を交わすことです。子どもたちの元気な挨拶の声を聞いて島の大人たちも元気になれるわけですから、こらからは学校の外でも元気に挨拶が交わせるようになってほしいと思います。
三宅村立小学校 校長 齋藤裕吉