校長室だよりNO118
- 公開日
- 2014/10/17
- 更新日
- 2014/10/17
校長室から
10月17日(金)平成25年度における児童・生徒の問題行動の実態について
東京都教育委員会より、上記の実態についての報告がありました。その中で、平成25年度の東京都における「いじめ」の認知件数は、小学校1299校の中で5581件でした。平成24年度は7187件でしたので、減少しています。
しかし、一校あたり4件以上の「いじめ」があることになります。また、全国で考えると、「いじめ」の認知件数は、ほぼ二十万という数字になっています。これを多いと考えるか、少ないと考えるかですが、そもそも「いじめ」というものは、あってはならないものなのです。だから、1件でもあれば、多いと考えなくてはいけないものだと思います。
国は、昨年「いじめ防止対策推進法」を制定しました。東京都は今年の7月に「東京都いじめ防止対策推進条例」を作りました。それぞれの第4条には、「児童等は、いじめを行ってはならない。」と記され、いじめを禁止しています。当たり前のことを法律や条令で制定しているのですから、いかにこの問題が大きな社会問題であるかがわかります。
また、国、都、学校の設置者、学校、教職員、保護者の責務も記されています。つまり、社会全体で協働し、「いじめ」をなくさなくてはいけないのです。誰がいけないということを責めるのではなく、誰もがこの問題に関わらなくてはいけないのです。
子供本来の姿は、友だちと笑顔で元気よく遊び、助け合って勉強する姿です。三宅小でも、しっかり考え、行動に移していきたいと思います。