学校日記

校長室だよりNO154

公開日
2014/12/12
更新日
2014/12/12

校長室から

12月12日(金)ノーベル平和賞マララさんのスピーチ

 ノーベル平和賞を史上最年少で受賞したマララ・ユスフザイさんの授賞式がありました。そこでマララさんがスピーチした内容には深く考えさせられました。次のような内容です。

 …なぜ「強い」と言われる国々は、戦争を生み出す力があるのに平和をもたらすことにかけては弱いのでしょうか。なぜ銃を与えることは簡単なのに、本を与えることは難しいのでしょうか。なぜ戦車をつくることはとても簡単で、学校を建てることはとても難しいのでしょうか。(中略)女の子が幼いうちに強制的に結婚させられることも、戦争で子供の命が失われることも、子供が学校に通えないこともこれで終わりにしましょう。私たちで終わりにしましょう。この「終わり」を始めましょう。今、ここからともに「終わり」を始めましょう。

 長いスピーチの一部ですが、人間として、教育者の一人として、とても考えさせられました。全世界の子供たちに、等しく教育を受けさせたいと改めて思いました。人を殺すことを学ばせるのではなく、勉強をすることの楽しさを、友達と遊ぶことの楽しさを、家族の大切さを、人の思いやりを、平和の大切さを、命の大切さを学ばせたいと思います。

 今日は、三宅中学校で、人権教育推進協議会があります。「人権」について、子供たちと、保護者の皆様と、先生たちと、地域の皆様と一緒に考えたいと思います。