校長室便りNo.254
- 公開日
- 2016/03/02
- 更新日
- 2016/03/02
校長室から
さっそくですが、No.252で話題にした「うるう年」について質問がありました。私も理屈では分かっていても分かりにくいとお伝えしたとおりなので、「自然科学研究機構 国立天文台」のホームページから引用させていただきます。
どの年がうるう年になるの?
現在私たちが使っている暦は「グレゴリオ暦」といい、世界中の国で使われています。
グレゴリオ暦法では、うるう年を次のように決めています。
(1)西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
(2)(1)の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。
例えば、西暦2004年、2008年、2012年……は(1)に当てはまりますので、うるう年になります。また、西暦2100年、2200年、2300年は(2)に当てはまりますので、平年となります。さらに、西暦2000年、2400年は、100でも割り切れますが400でも割り切れてしまいますので、(2)には当てはまらず、(1)のとおりにうるう年となります。
地球が太陽の回りを一回りするには、約365.24219日掛かります。グレゴリオ暦では、1年の平均日数が、この日数に近くなるようにうるう年を入れています。とはいっても、グレゴリオ暦法での1年の平均日数を計算すると365.2425日になりますので、グレゴリオ暦の1年と実際の1年との間には約0.00031日程度の差があります。そのため、数千年程度で1日のずれが生ずるはずです。しかし、そのときにどのように修正をおこなうのかは、今のところはっきり決まっていません。
・・・ということです。よく分かりましたか?