学校日記

月曜朝会:ありがとうの言葉を

公開日
2005/11/28
更新日
2005/11/28

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 噴火の被害にあった三宅島の子どもたちが少しでも勉強しやすくなるようにと、いろいろな方々から物品等をいただいたり、やってもらったり、さまざまな支援をいただいています。特に最近では、火山ガスのために緑が少なくなった三宅島に草や木を増やそうとするボランティアの方々が来島され、学校には火山ガスに強い種類の桜の木の苗を植えてくださいました。またパンジーの苗もいただき、寒い季節でもきれいな花を見て、暖かい気持ちで過ごすことができそうです。
 またベルマーク財団からは、クラスで一人一台が使えるぐらいのデジタルカメラをいただきました。これも、全国の小中学校の人たちが、三宅島の子どもたちのためにと贈ってくれたものです。
 それから、先日来校された山古志村の学校の人たちが、お米を贈ってきてくださいました。山古志村は1年前の大地震のため、自分たちだけでも大変なのですが、同じような自然の災害にあった三宅の子どもたちと一緒に頑張ろうという気持ちで贈ってくれたお米です。とてもありがたいことです。
 この他にも、これまでにいただいたものがたくさんあります。こうして他の人たちからいただいたり、やってもらったりすることに対して「ありがとうございます」という感謝の気持ちをもつこと、そして実際に言葉で「ありがとうございます」と言えるようになることは、子どもたちがこれから世の中で生きていく上でとても大切なことになります。三宅の子どもたちが「ありがとうございます」と言える人になることが、三宅島のためにいろいろと応援してくださる人たちに対する一番のお礼になると思います。

                  三宅村立小学校 校長 齋藤裕吉