校長室便りNo.134
- 公開日
- 2016/09/09
- 更新日
- 2016/09/09
校長室から
本日9月9日は、「九」という陽の数が重なることから重陽(ちょうよう)といいます。
重陽の節句は五節句の一つです。
五節句とは、江戸時代に定められた5つの式日(今でいう祝日)をいい、1月7日の人日の節句(七草粥)、3月3日の上巳の節句(桃の節句/雛祭り)、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽の節句をさします。
昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の極である9が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、菊の香りを移した菊酒を飲んだり、『菊の被せ綿(きせわた)』といい、重陽の節句の前夜に露よけの綿を菊の花に被せ、当日に露と菊の香りが染み込んだ綿で体を拭いたりして邪気を払い長寿を願う、という風習がありました。日本には平安時代の初めに伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。菊の節句、菊の宴とも言われています。
今も、太宰府天満宮の秋思祭(しゅうしさい)など、各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。
今日の給食は重陽に因んだメニューでした。