おはようございます。
今日の集会はいつもの朝礼と違い、新しい学期のスタート、2学期の始業式になります。
北区では1年を前半・後半の2つに分ける2学期制を採用しているので、今日からがその後半になります。
この学期を中学校生活3年間にあてはめると、6つの期間、(英語ではtermというのでしょうか?)3年間を6学期と捉えることができます。
そう考えると、1年生は、その6つのtermの、最初のtermつまり第1学期を終えたところです。
4月の入学式からおよそ6ヶ月、小学校から中学校へと環境が変わり、最初は戸惑うことも多かったことと思いますが、今では中学校生活にもずいぶん慣れたことでしょう。
運動会や岩井臨海学園、数学の発表会など、さまざまな取り組みを通して、一人一人が、そして集団として成長しているなと感じています。
2年生は、中学校生活3年間の3つのterm、3学期を終え、3年間の折り返し地点を過ぎ、後半が始まりました。
先日行われた「生徒会役員選挙」での立会演説会では、立候補者、そして、応援者の言葉に、飛鳥中に対する熱い思いと飛鳥中を担っていくという決意がとてもよく伝わってきました。
立候補者の演説を聞いていて、私は昨年ちょうど1年前のこの2学期の始業式で話したことを思い出しました。
それは、校長としての私の思い・願い、希望、「夢」でもある「飛鳥中が、みんなにとって一番の学校であってほしい」というものです。
そして、私の願う「飛鳥中が一番の学校」とは、大会やコンクール、成績などで他校や他者と比べて順位が上という意味ではなく、飛鳥中の誰もが、学校生活が充実し、互いを認め合い「飛鳥中が一番だ」と胸を張って言える学校です。
「役員選挙」での演説を聞いていて、この「飛鳥中が1番の学校」という願いが少しずつ前に進んでいると感じました。
さて、今日から「学芸発表会」の準備や練習が本格的に始まります。飛鳥中の「学芸発表会」は、各教科や部活動、そして、クラス合唱とみんなが輝ける行事です。
とくにクラス合唱は、「コンクール形式」のように、順位を競うのではなく、仲間と共に創り上げることに価値をおいています。
ぜひ、この学芸発表会を通して「やっぱり飛鳥中が一番だ」と感じられるよう、1・2年生は、力を合わせて取り組んでください。
最後に3年生のみなさん、3年生にとって、この学期は、最後の学期、第6学期とも言えます。
飛鳥中での生活が1番だったと言えるよう、集大成の学期にしてください。
今国語の授業で魯迅の「故郷」を学習していますね。その最後の部分を覚えていますか?
「もともと地上には道はない。歩く人が多くなればそれが道になるのだ。」
「最幸の運動会」「最幸の修学旅行」そして、「最幸の学芸発表会」となるよう取り組み、「飛鳥中が1番の学校」という飛鳥中の未来への道を切り拓いてください。
3年生の一歩一歩が、必ず後輩たちの道へとつながっていくはずです。
以上で、2学期始業式の話を終わります。