１時間目、２年生の道徳の授業の様子です。

　今日は、これまで行われてきた 「 命の授業 」 の３回目でした。

　今回の授業では、元プロ野球選手の横田慎太郎さんの人生を題材として取り上げました。

　横田さんは、小さい頃からプロ野球選手になるという夢を抱き、その夢を叶えるために努力を重ねて強豪高校に進学します。

　そして、念願であったプロ野球選手になるのですが、その喜びも束の間、脳腫瘍という重い病に侵され、つらい闘病生活を余儀なくされます。

　手術後は視力障害を発症し、残念ながら現役を引退します。

　引退試合では、センターの守備についた横田さんが、見事なバックホームを見せ、そのプレーは 「 奇跡のバックホーム 」 として語り継がれています。

　横田さんは、残念ながら２８歳という若さで亡くなりましたが、最後まで決して諦めることなく、前向きに努力を続けました。

　今回の授業を担当した教員も、話の途中で何度も涙で言葉を詰まらせ、聴いていた私も胸を打たれました。

　３回にわたって行われた 「 命の授業 」 では、２年生の先生方が多くの時間と打ち合わせを重ねて準備を進め、生徒に命の大切さを伝えてきました。

　その思いはきっと生徒の皆さんに届いたのではないかと思います。

　今回の授業を通して、生徒たちは命の尊さや生きることの意味について、改めて深く考える機会を得ることができたのではないでしょうか。

　　　　　　　　　　　　　　ー副校長ー