例年より少し長い冬休みを終え、学校が再開しました。
8時30分より「全校朝礼」を行いました。これまで当たり前のように考えていたこともコロナ禍にあっては、常に慎重にならざるを得ません。
マスク着用・扉を開けて(暖房は入れていますが)の感染対策を行っての集会です。
しかし、休み明け、全校生徒が登校し、体育館に整列している姿を見ると、気が引き締まる思いです。
今年も可能な限り、学校ホームページを通じて、学校の様子や情報提供をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
全校朝礼での私の話は、「校長講話・ここをクリック」に掲載いたしました。
また、朝礼時に表彰を行いました。(写真:中)
「日本情報オリンピック」予選 優秀賞 1年男子 本選出場
写真:下は、全校朝礼後の2年生の集会の様子です。
1月から転入生が加わり、紹介とあいさつがありました。
校長:高田勝喜
おはようございます。
17日間という例年より少し長い冬休みを終え、学校が再開しました。新型コロナウイルス感染症も未だ収束には至っていません。また、インフルエンザとの同時流行も心配されています。
引き続き、感染対策を取りながらの生活になりますが、こうして、全員が集まり、新たな年を迎えられたことをとても嬉しく思います。
みなさんは、どのように年末年始を過ごし、新しい年を迎えたでしょうか。
神社に初詣に出かけた人、教会のミサに参列した人、3年生の中には天満宮に合格祈願にいった人もいることでしょう。中には、先祖のお墓参りに、あるいは、おじいちゃんおばあちゃんに久しぶりに会いに行った人と様々な過ごし方があったことでしょう。
お正月は、日本古来の食文化があります。おせち料理やお雑煮を食べた人もいるかもしれません。
例えば、お雑煮は、四角いお餅でしたか、それとも丸いお餅を使いましたか? 焼いたお餅でしょうか? 煮たお餅でしたか?
また、味付けはどうですか? 透明なおつゆでしたか? それとも白味噌ですか? お砂糖や小豆の入った甘いお雑煮でしたか?
年末年始の過ごし方、あるいは食文化にも様々あります。こうしたことも身近な「多様性」と捉えることができるでしょう。
人間は、自分たちの習慣や文化、自分の考えや思いが一番であり、正しいと捉えがちです。
年末年始の過ごし方や食文化でさえ、様々です。「多様性」を理解し、受け入れ、認める。ぜひ、この1年間、飛鳥中学校全体で「多様性」と言うことを考えていく1年にしてほしいと思います。
また、昨年の生徒会朝礼時では、生徒会長の米林くんの話が、とても印象に残っています。
サッカーワールドカップで優勝したアルゼンチンのリオネル・メッシ選手の言葉を引用し、チャンスを逃さず生かすことについての話でした。
その話をうけ、今日は、「3つのC」という話をしたいと思います。
Cで始まる英単語、1つ目は「チャンス( Chance )の C です。」
先程のメッシ選手の言葉にもあるようにチャンスとは、タイミングであり、その時・機会を逃さないことが大切になります。
2つ目の C は、「チャレンジ( Challenge )」の C です。
チャンス を活かすときに大切になるのが、チャレンジです。
チャレンジとは、挑戦すること、挑むこと、前向きに取り組むという意味になります。
新しいことやこれまでやらなかったことなどに前向きに取り組むことを「チャレンジ」といいます。
かつてNBAのスーパースターと言われたマイケル・ジョーダンは、「挑戦すること(失敗すること)を恐れるな。挑戦しないことを、恐れろ」と言っています。
また、世界の発明王トーマス・エジソンは、「成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである」と言っています。
まずは、動き出してみること。臆病にならずに、まず、「一歩」動き出してみることです。そして、あきらめずに挑み続けること、「チャレンジ」し続ける年にしてください。
最後に3つ目の「C」です。
チャンスを生かし、チャレンジすることによって、得られるものです。なんだと思いますか?
3つ目の「C」は、「チェンジ(Change)」の「C」です
「チェンジ」とは「変わる」「変化する」という意味です。自分が「変わる」、よりよい自分に「変化」する。
言い換えれば、「成長する」と言うことです。チャレンジしたからこそ、チェンジするのです。
目の前のチャンスを逃さず、チャレンジをして、自分を高め、チェンジし自分を成長させていく。
新しい年の始まりに飛鳥中生に大切にしてほしい「多様性」と「3つのC」についてお話ししました。
以上で、私の話を終わります。