本日、「 2学期始業式 」が行われました。
「始業式」では、私の講話と「学芸発表会」副実行委員長から連絡がありました。
私の話は、以下のとおりです。
おはようございます。
多くの学校では、夏休み・冬休み・そして、春休みという長い休み明けに「始業式」を行う3学期制をとっています。
一方、北区は1年を前半・後半の2つに分ける2期制、2学期制を採用しています。
そして、今日から1年の後半が始まります。
今日は2学期の「始業式」なので、いつもの朝礼のようにスライドを使用しての話はしません。顔をあげて目と耳をこちらに向けて、話を聞いてください。
以下、「校長講話・ここをクリック」に掲載いたしました。
校長:高田勝喜
君たちと授業などを共にしている先生方と違い、私は、学校行事や宿泊行事等で君たちの成長を感じています。
4月の入学式から先週末の1学期終業式までの間、様々な行事が行われてきました。
そして、前半の半年間で、1年生は中学生として、2年生は中堅学年として、3年生は最上級生として大きく成長しました。
D組の那須高原への宿泊学習・1年生の岩井臨海学園、2年生のイングリッシュキャンプ、そして3年生の修学旅行と、それぞれの宿泊学習を共に過ごしたことで、個々の成長だけでなく、学級・学年という集団の力、まとまりが作られていると感じています。
また、2学期に向けて取り組んできた生徒会役員選挙での立ち会い演説会では、立候補者の飛鳥中に対する熱い思い、飛鳥中をより良い学校にしていきたいという思いがとてもよく伝わってきました。立候補者の演説を聞いていて、校長として、私も頑張らなければと考えさせられました。
そこで、今日は校長としての私の願い、希望でしょうか? それとも「夢」と言ってもいいかもしれません。そんなことを話したいと思いますので共有してください。
北区には公立の中学校が12校あります。さらに、東京都には、600数校の公立の中学校があります。そして、その学校には、必ず校長という立場の人がいます。
そして、どの校長も自分の学校が、よい学校であってほしいと願っています。
そういう私も飛鳥中学校が、よい学校であってほしいと願っています。
しかし、私が願っている学校は、飛鳥中に通うすべての生徒にとって、また、飛鳥中に勤務するすべての教職員にとって、そして、飛鳥中を支えてくださるすべての地域の方、保護者の方にとって、「飛鳥中が一番の学校だ」と胸を張って言える学校にすることです。
ここで言う「飛鳥中が一番の学校」とは、大会やコンクール、成績などで他校と比べて順位が上という意味ではありません。
私が願っているのは、飛鳥中の誰もが、安心して安全に過ごせ、互いを認め合い、尊重できる、そして、学校生活が有意義に「飛鳥中が一番だ」と誇りに思える学校にすることです。
今日から「学芸発表会」の準備・練習が本格的に始まります。飛鳥中の「学芸発表会」は、各教科や部活動、PTAコーラス、そして、クラス合唱とみんなが輝ける行事です。
そして、「クラス合唱」は、コンクール形式のように他のクラスと比べ、順位を付ける合唱ではありません。
「学芸発表会」を通じて、「飛鳥中が一番だ」と言えるよう取り組んでください。
最後に3年生のみなさん、国語で学習している「魯迅の故郷」、最後の一文を覚えていますか?
『 もともと地上には道はない。歩く人が多くなればそれが道になるのだ。』
私の願いである「飛鳥中が1番の学校」。3年生にとって、最後の1学期になります。
ぜひ、未来の飛鳥中の礎を築いてください。
以上で、私の話を終わります。