会長挨拶

会長挨拶   東京都公立小学校長会 会長 松原 修

R7第1回校長連絡会の会長写真

東京都公立小学校長会長

松原 修

(武蔵野市立第二小学校)


 今年度より、東京都公立小学校長会 会長を拝命いたしました、松原 修でございます。

東京都公立小学校長会は、昭和21年度の結成以来、東京都の小学校教育振興のために、着実な研究と実践を積み重ね、教育諸条件の整備に努めてまいりました。また、職能団体としての自覚をもって教育施策に関する提言等を積極的に発信し、今日に至るまで多大な成果をあげてまいりました。

令和3年度には、本会創立75周年記念事業として『東京都公立小学校長会創立75周年記念誌』を刊行いたしました。その中には、長年にわたって築かれてきた本会の歩みと、先人の皆様の熱い思いが込められております。このような輝かしい歴史と伝統を築いてこられた全ての皆様に、心より感謝と敬意を申し上げます。

植村前会長のもとで迎えたこの2年間は、東京都公立小学校長会にとっても、全国の小学校長会にとっても、大きな節目となる大切な時期でありました。令和5年10月には、全国連合小学校長会創立75周年記念式典並びに第75回全国連合小学校長会研究協議会東京大会を、盛大に開催することができました。

また昨年度は、持続可能な組織運営を目指し、会則の見直しにも取り組みました。会長代理の新設や、再任用校長の役員登用など、新たな体制づくりを進めています。今後も、柔軟な発想と果敢な挑戦を大切にしつつ、組織の在り方を不断に見直しながら、新体制のもとで確かな歩みを進めてまいります。

 日本の学校教育が新たな転換期を迎えている今こそ、私たち校長には、東京都や各区市町村教育委員会との緊密な連携のもとで教育環境を整備し、子供たちが社会で活躍する2040年代を見据えた新しい教育の姿を描いていくことが求められています。

 そのためには、各地区校長会との連携を一層深め、情報を共有・発信するとともに、東京都教育委員会へ私たちの声を着実に届けることが、今後ますます重要となってまいります。校長は時に孤独な存在です。だからこそ、一人で抱え込むことなく、東京都の小学校長が一致団結し、支え合い、学び合いながら、よりよい学校経営の実現に邁進してまいりましょう。

 東京都の小学校教育の一層の充実・発展を期して、都小全会員1260名の力を結集し、全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げ、私の挨拶といたします。