学校日記

学習ボランティアの意義;昔遊びの会【1年生活科】(1/9)

公開日
2014/01/10
更新日
2014/01/10

今日の○年生

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1〜4組,そして,さくら教室を使って,「昔遊びの会」を行いました。
学級を解体して行ったこの活動,各教室ごとに合計5種類の我が国伝統の遊びを楽しみました。
時間で区切ってローテーション,めんこ,けん玉,あやとり,お手玉,こま回し。
全ての遊びを体験しました。
講師は,学習ボランティアの皆様。
「いいかい。こま回しのコツはね…。この紐の巻き方にあるんだよ。こまにくっつけるように巻いていくんだ。」

いざやってみると,なかなか上手くいかなかったり,そうかと思えば,これまでの経験があるのでしょうか,随分と上手な子もいたり…。

「そうそう,上手いねえ。」
「うん,もうちょっとだ。勘がいいねえ。」
「できた!できた!!」

ボランティアの方は,とってもほめ上手。
「もう1回やりたい!」
「まだやりたい!」
上手くいかなくても,子どもたちは,繰り返しチャレンジしていました。

ところで,お家の皆様は,最近お子さんをどんなことでほめましたか。
きっとどの御家庭でも,幼少のころはたくさんほめたことでしょう。
初めて歩いた日。ちょっとしたお手伝いをしてくれた日。ボタンを自分ではめれるようになった日etc.
きっと満面の笑顔で「すごいね。○○。よくできたね。」「ありがとう。」等と話したに違いありません。
注)もちろん,今お家の方がほめていないと言っているわけではありませんよ。

学習ボランティアを招いて授業を行う意義は,多くの目で子どもたちにあたるということで,より細かいところまで目が行き届き,学習が充実するということは,言うまでもありません。
しかし,それだけではないのです。
学習ボランティアが教室に入ることによって,子どもたちがどう変わるのか。
実はここがミソなのです。

多くの大人に認められた子は,間違いなく自己肯定感が高まります。
「自分には良いところがある」「自分は認められている」と感じるわけですね。
新潟市全部の小中学校で行われた「生活・学習改善調査」(11月末に実施)によれば,「親や地域の大人にほめられる」と回答した子は,同時に「授業ですすんで発言している」「国語や算数の学習が好きだ」「友達と話し合いながら学習することが好きだ」といった項目で,肯定的な回答をしているのです。
この傾向は,本校の子どもたちにおいても顕著に見られます。
自己肯定感が高まることで,自分に自信が持て,それが積極的な姿勢につながっていくということになるでしょうか。
「もっと授業中手を挙げようね。」「勉強しなさい。」という声掛けももちろん大切ですが,上記のような働き掛けが,一見遠回りではあるものの,有効な手立てだと言えるのかもしれません。

そんなわけで,学習ボランティア大歓迎!
今回の場合だって,もしかすると「こまは回せないし,お手玉だって…」と思われ,遠慮なさった方もいらっしゃるかもしれません。
できなくてもいいのです。子どもたちと一緒に学び,楽しんでいただき,
「すごいね。○○ちゃん。できたね。」
といった声掛けこそが,学習ボランティア最大の役割と言っても過言ではありません。

新興住宅街,商業施設が多く立ち並ぶ本校は,古くから地域に根差す行事が他校に比べ極端に少ない傾向があります。
それならば学校で,一緒に地域の子どもたちを育みませんか。
そんな思いあっての学習ボランティアの募集であり,今年度初開催の上所夏まつりだったわけです。

1年生生活科の活動紹介が,少々横道にそれました。
御参加いただいたボランティアの皆様,本当にありがとうございました。
今後も学習ボランティアは,随時募集いたします。
次回もたくさんの御参加,お待ちしています。

文責;教務主任 鷲尾