新潟市立上所小学校創立140周年記念式典式辞(9/25)
- 公開日
- 2012/09/25
- 更新日
- 2012/09/25
校長室
今日は、上所小学校の140回目の誕生日をお祝いする日、創立140周年記念式典です。
今日の日をお祝いして、大勢の方々がおいでくださいました。お礼を申し上げたいと思います。御来賓の皆様、御多用の中、上所小学校の創立140周年記念式典に御臨席賜りましたこと、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
上所小学校が創られたのは、明治5年です。その当時は、電灯も電車もありませんでした。もちろん自動車なんか走っていません。信濃川には、橋も架かっていなかったそうです。
当時、この辺りは鳥屋野村といい、青々とした田んぼが広がっていました。人々は、水につかっての農作業の毎日です。文字を書けない、文字を読めない人も多かったと聞いています。
そのような中で、地域の人々は村に学校を創りました。明治という新しい時代に、子どもたちが教育を受けることの重要性を感じていたからです。教育が人をつくり、村を作り、新しい国を創ることを知っていたからです。
「明治五年、鳥屋野西方寺境内に仮校舎を設置。鳥屋野校と名付けられた。校名は、第七私学省 弊舎付塾力行塾」。
明治5年に創られた上所小学校は、新潟で一番古い、一番歴史のある学校の一つです。新潟で一番歴史のある学校。このことを、子どもたちも、保護者の皆さんも、地域の方々も、そして私たち教職員も、大いに自慢し、誇りに感じてよいと思います。
そんな上所小学校には、私たちが先輩から受け継ぎ、守り、残していかなければならない伝統があります。それは、上所小学校の子ども一人一人が、「学び取る子」「助け合う子」「きたえる子」を目指して頑張ってきた。教職員もそれを守り、支え続けてきたということです。
そして、今日の140周年記念式典を迎えることができました。
「上所小学校 祝140周年 未来に伝統を残そう 輝く学校へ」
これは、学校の正門に掲げられている140周年のスローガンです。私たちは、毎朝これを見て学校に入ってきます。
他にも、子どもたちと教職員とで校章を形作った航空写真、未来へとつながる願いを込めたモザイク壁画、140年の歴史と皆さんの笑顔が輝く周年記念誌があります。どれもみな、上所小学校の歴史と伝統に支えられ、学校への熱い思いが込められています。
上所小学校の歴史と伝統、そして熱い思い。私たちは、これを受け継ぎ、守り、次世代の子供たちや教職員へと確実に伝えて参ります。このことを、改めて本日ここにお出での皆様にお誓い申し上げ、式辞といたします。