1学期終業式式辞(10/9)
- 公開日
- 2014/10/09
- 更新日
- 2014/10/09
校長室
おはようございます。今日で「前期」が終わります。1年間のちょうど半分が終わりました。その前期をふりかえってみます。
4月7日の始業式、4月8日に124人の1年生を迎える入学式を行って以来、2年生以上は104日、1年生は103日学校に通いました。この間、5月に運動会、6月には5年生の胎内自然体験教室、7月には、6年生の佐渡修学旅行、7月25日から8月27日まで夏休み、9月に四つ葉じゃんぼ遠足など、たくさんの学校行事がありました。もちろん、教室での授業をはじめ、学級や学年での行事もありました。
先生方も、私を含7人の先生方が上所小に仲間入りしました。
1年生は、この6ヶ月間で、自分でできるようになったことがたくさんあります。それはたくさん勉強したことが身に付いたからです。1年生のみなさん、立派でした。1年生のみなさん一人ひとりが成長したのです。
2年生から6年生のみなさんも、新しくわかったこと、できるようになったことがあるはずです。
さて、自分のことについて、どんな点が成長したのか、心の中で3つ言えますか。
今、言えない人は、今日の内に考えておいてください。時間は止まってはくれません。 今しなければならないことをきちんとしておくことが、みなさんの未来を決めます。
その「しなければならないこと」をはっきりさせるためにも、ふりかえることは大切です。
前期のみなさんの学校生活をふりかえって、これから取り組んでほしいことを伝えます。これは、(他)人のことではなく、自分のこととして考えてください。
その1 今以上に、友だちへのかかわり方を工夫してください。
私は、いじめや人の道にはずれた行いは許しません。
みなさんは、困っている人、悩みをもっている人を見ると、「助けてあげる」といいます。「助ける」とはどういうことでしょう。相手の気持ちをよく考え、「きっとこんなことをしてほしいと考えているんだよなあ」とか「〜だから、そう思ったんだと思うよ」というふうに考えてあげてください。
そうすると、アドバイスのアイディアが浮かんできます。
また、「自分がされていやなことは決して人にしない」ことも大切です。
友だち思いの上所小学校の子どもになってください。
その2 授業中は、燃えてください!集中してください!
私は、頭のよさはどんどんつくれると思っています。
時々、みなさんの学習のようすを見させて頂きました。
そのとき、みなさんに気付いてほしいことが見つかりました。
それは、「授業を受ける」のではなく、「先生といっしょにつくる」ということです。
教室には、先生とみなさんがいます。どちらがいなくても授業にはなりません。
なぜ、みんなで勉強するかと言うと、「すばらしい友だちの考え」や「すばらしい気持ち」に出会えるからです。いろんな考えを比べたり、仲間分けしたり、選んだりすることを通して、自分が「よりよい自分」になるからです。
そういう学習をすることで「幸せな気分」が味わえるからです。
よく考え、自分の意見をもち、人の考えを聞き取り、それと比べて答えるような、意見のやりとりのある授業が「いい授業」です。
「先生といっしょにつくる」授業には、ルールがあります。
ルールが守れない人は、人に注意を受けます。当然です。
ルールを守ってこそ、「いい授業」になるのです。後期は、各学級で、「学習のやくそく」がどうなっているか確かめて、スタートしてください。また、毎日先生といっしょにチェックしてください。
さて、今日渡される前期の通知表は、先生方からみなさんへのメッセージです。そして、みなさんの頑張った姿をおうちの方へ伝えるものです。通知表に書かれた内容、成果を自分でも点検して、特に不十分な学習内容についてじっくり復習してください。また、
自分の性格や行動について、「どうしたらよいか」自分でも方法を見付けてください。
私は、人間であるからには、生まれてからその命を全うするまでが勉強だと思います。勉強は、みなさんがこれから生きる上で、役に立つものです。そして、役に立てるものです。「自分を幸せにする学習」を続けてください。
「もうだめだ!」と思った瞬間にどう踏ん張れるかで、その人の値打ちと実力が発揮されます。そのときの武器になるのが「勉強」です。
さて、休み明けからの後期がはじまります。後期の学校生活での、みなさんのがんばりを楽しみにしています。お話を終わります。
文責;校長 遠藤 英和