器楽部の練習は終わっているはずなのに，音楽室からは楽器の音が続いています。
そーっと，中をのぞいてみると…。
自主的に残り，楽器合わせをする姿がありました。
どうやら打楽器と金管楽器を合わせている様子。
スティックで拍をとる子，カウベル・タンバリン・鉄琴を一人で使い分け演奏する子，ドラムに各金管楽器と，少ない人数ながらも，厚みのある演奏でした。
でも，完成にはまだまだ。ちょっとたどたどしいなあ…などと思いながら，シャッターを切っていると，演奏が終わりました。
「何となく最後までいけたね。」
「そうだね。何となく出来たって感じだね。」
などと感想を述べ合う子どもたち。
微笑ましいなあと眺めていると，
「まあ，2回目の練習だからね。」
「そうだね。木曜日と今日だもんね。」
そうか，2回目の練習か。そうか，そうか。
……って，えっ！？まだ2回目！？
2回目でもうこんな風に合わせられるの？
正直驚きました。
年明けの発表に向け，課題曲の一つである「ルパン三世のテーマ」に取り掛かった子どもたち。
わずか2回の練習で最後まで流せるなんて。
楽器に疎い筆者は，子どもたちのもつ力，可能性にただただ驚くばかりでした。
きっとこれまでの練習の賜物。
練習は嘘をつかないって本当なんだなあと感じた次第です。
体育館で颯爽とこの曲を演奏する姿が目に浮かんできました。
頑張っているね，器楽部。
次回の発表を心待ちにしています。

文責；学校情宣　鷲尾