冬休み前全校朝会
- 公開日
- 2016/12/22
- 更新日
- 2016/12/22
校長室
本日、冬休みの前の全校朝会がありました。
今回も、多くの子どもたちの頑張りを表彰することができました。
さて、以下のように子どもたちに講話を行いました。
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おはようございます。
明日から、みなさんは冬休みです。
来年・平成29年の1月9日(月)までがお休みです。明日から数えると18日間になります。たくさんのお休みになります。
お家の人といっしょにお正月を過ごすことになりますね。楽しい冬休みにしてください。
お家での生活が続きますから、お手伝いもしっかりとやるようにしましょう。1月10日(火)には、また、この場所で、みなさんの元気な顔を見せてください。
さて、みなさんにとっての平成28年、西暦2016年は、どんなことが思い出の一年だったでしょうか。**ができるようになった!**して楽しかった。**ができなくてくやしかった。**の出来事が悲しかった。
毎日たくさんの出会いや学習や出来事を通して、私たちは学んでいきます。
私たち人間は、「努力したらできるように」生まれてきています。がんばったら、がんばっただけのごほうびがあると私は信じています。そのごほうびとは、お金じゃなくて「きれいな心」だと思っています。
ごほうびにいただいた「きれいな心」は、その後、自分のまわりにいる人に分けてあげたいと思います。
そういう人生をおくりたいと、私は思っています。
「明日が楽しみになりました。」と今日言える毎日にしたいと考えています。
みなさんには、人に病気の風邪をうつす人になってほしくはありません。元気をうつす人になってほしいと思っています。
そこで、このお休み前に、みなさんに謝りたいことと、一緒に取り組んでほしいことがありますので、聞いてください。
まず、謝りたいことです。
テレビや新聞で知っていると思いますが、新潟市内のある学校で「東日本大震災の後、福島県から避難してきた子どもに対して、いじめがありました。そして、「**菌さん」と担任の先生が言いました。
みなさん、みなさんにお手本を示す立場の先生が言ったこの発言は、謝って許される言葉ではありません。ごめんなさい。
私は、心が痛みました。私も、先日ある会議のあと、テレビ局からインタビューを受け、どう思うかを聞かれました。
私は、いじめ問題に対する先生方の構え方、「思いやり」の大切さについて、改めて考えなければならないと思い、先生方で話し合いをしました。
そして、この上所小では、しっかりとした「いじめはいけません」を宣言すると共に、どんなことに気をつけて学校生活を送るべきかを、先生方ばかりでなく、みなさんにも、もっと考えてほしいと思いました。
そこで、お願いです。
上所小の先生方は、もちろんいじめを許しません。気になることがあればすぐに対応します。そうすることが大切だからです。みなさん一人一人の曇った顔をみるのは辛いものです。ぜひ、先生方とみなさんとで、四つ葉児童会の柱の一つである「楽しい学校」づくりをしましょう。よろしくお願いします。
そして、日本中の「辛い思いをしている人」に思いやりをもって考え鼓動できるようにしましょう。児童会のみなさんのあいさつ運動をはじめとする取組にも、そんな思いを込めていただけるとありがたいです。
新しい年2017年は、今年よりもっと楽しみな毎日をつくりましょう。
みなさん!
来年もよい年にしましょう。
お話を終わります。
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子どもたち一人一人を大事にしながら、来年も上所の教育を充実していきます。
校長 遠藤 英和