学校日記

夏休み明け全校朝会

公開日
2017/08/30
更新日
2017/08/30

校長室

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 子どもたちの元気な声が学校に戻ってきました。全校朝会では、次の話をしました。
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 おはようございます。夏休みは終わりました。今日から、学校での授業が始まります。7月24日にみなさんに対して「8月29日には全員元気にここで会いましょう」と言いました。そして、今日は、全員のみなさんの元気な顔を見ることができました。とてもうれしいです。まだまだ暑い日は続きますが、先生方、そしてお友達といっしょに、しっかりとお勉強をスタートしてください。

 さて、みなさんの夏休みは、たくさんの思い出が詰まっているでしょうね。家族で過ごしたこと、旅行、運動や文化活動の大会への参加、地域行事、お盆の行事など、きっと様々なことがあったでしょうね。新潟市の陸上競技記録会、水泳記録大会に参加した選手のみなさんの活躍、陸上大会開会式での金子心春さんの選手宣誓のすばらしさ、上所夏祭りでのみなさんの参加態度と地域交流員会のみなさんのがんばり、8/20に小千谷市であった新潟県バンドフェスティバルでの器楽部のみなさんのすばらしい演奏、みんな見事でした。西関東大会に進むばかりでなく、成果もいっぱいでした。これからもがんばってください。うれしいニュースがたくさんありました。
このほかにも、賞状とかメダルはないけれど、いろいろなことに挑戦した子どもたちがたくさんいたと聞いています。
 今日からの学校生活で生まれるホットニュースに期待しています。

 さて、今日からの学校生活について、改めてお願いをひとついたします。
はじめに、私が、この夏のニュースで感動したことをお話します。
 8月20日正午ごろ、歌手の松山千春さんは北海道・新千歳空港から大阪(伊丹)空港行きの便に乗った。だが飛行機は、混雑により出発予定時刻を過ぎても出発できず、乗客は約1時間待たされることになりました。松山さんはそこで、自ら客室乗務員に掛け合い、CAさんのマイクを借りると、自身の代表曲「大空と大地の中で」を歌い出しました。
 飛行機の出発が遅れた理由は、荷物検査の混雑でした。当日は大渋滞を起こしていたそうです。CAさんは、機内のお客様にお詫びのメッセージを流していました。
機内の乗客たちの雰囲気もピリピリした様子だったそうです。イライラしていた人がたくさんいました。
そんなときでした。松山さんはそこで、立ち上がって客室乗務員のところへ行きました。「『すみませんが、みんなイライラしています。マイクを貸していただけますか』って言ったら、キャビンアテンダントの方が『機長に伝えますので』。そしたら機長さんからOKが出ました。『じゃあ、ここを押して話してください』」
そして、
 「千歳発伊丹行きにご搭乗の皆さん、松山千春です。もうシートベルトされてから1時間以上も経つ。いらだつでしょう。しかし、安全に飛んでくれることを自分たちは信じていますし、皆苦労していますから待ちましょう。『旅は道連れ』ですから、一緒に旅行を終えましょう...と言って、『果てしない 大空と〜』を歌い始めました。
 松山さんは歌い終わると、こう言いました。
 「皆さんのご旅行が、またこれからの人生が、すばらしいことをお祈りします。もう少しお待ちください。ありがとうございました」
と話しました。
 機内では、拍手喝采が巻き起こりました。歌われた後は、場はなごみ、乗客のいらだちが歓声に変わりました。
 大阪について、取材に応じた乗客たちは皆一様に、松山さんに感謝の言葉を伝えました。
 「北海道旅行の旅の終わりが素晴らしいものになった事に、感謝でしたね」「私たち乗客のいらだちを和ませようと、大変粋なはからいをしていただき、感動いたしました。機内にもかかわらず、コンサートのようで僅かですがとても楽しい時間を過ごさせていただきました」と。
 松山さんは、場の空気を読み取って、勇気ある、そして思いやりあふれる行動に出ました。みなさん、自分のもっている力を5%でもいい、10%でもいい…仲間のため、学級のため、学校のために、何かしていこうという勇気と思いやりのある行動をしていきましょう。それが、私のお願いです。上所小は一段とすばらしい学校になれますよ!
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これからも、思いやりあふれる学校づくり取り組んでいきます。

校長 遠藤 英和