【写真左】
入学式の会場準備が終わった無人の体育館に，その子の姿はありました。
1年生の椅子を見ながら，一生懸命話しかけていました。
入学式で上級生を代表して歓迎の言葉を述べる彼女。
約4分間のメッセージを1度もつっかえることなく，よどみなく話す姿に鳥肌が立ちました。
「ああ，これこそ上所小の6年生だよなあ。いい入学式になりそうだなあ。」
彼女の後ろ姿を見ながら，そんなことを感じました。

【写真中】
前日から続く暴風雨のせいで，朝から冷え切った廊下。
その廊下を黙々と掃除する６年生の姿がありました。
もちろん，教師の指導あっての清掃です。
しかし，きびきびと，黙々と掃除をするその後ろ姿に，大切なお客様を迎える学校のリーダーとしての「思い」が伝わってきました。
「ありがたいなあ。助かるなあ。」
６年生が磨いた廊下を歩くのが，何だかもったいなく思えました。

【写真右】
入学式後は，紅白幕や椅子など，式で使用した物を全員で片付けた６年生。
１年生が記念撮影をする際は，作業の手を止め，腰を下ろし，静かに待ちました。
全ての後片付けを終えた後，ふれあいホールに集まった６年生。
そこに待っていたのは，校長でした。
「あなたたち６年生のおかげで，とてもいい入学式になりました。ありがとう。」

校長から最大級の賛辞を贈られた６年生。
とてもいいスタートを切りましたね。

文責；学校情宣　鷲尾