学校日記

水泳は命を守る勉強(7/1)

公開日
2013/07/01
更新日
2013/07/01

校長室

 6月24日の月曜日からプール水泳が始まりました。一番最初に泳いだのは、誰でしょう。そうです。2年生です。朝から、「今日はプールに入れますか」「早く入りたいです」と話していた2年生、とても嬉しそうでした。どの顔も楽しさで一杯です。2年生の石川先生が、上所小学校のホームページに、2年生のプール水泳の様子を載せてくださっています。
 25日には、3年生がプールに入りました。これもホームページで紹介されています。「じゃんけん列車」や「洗濯機」で、水を楽しんでいる3年生の様子がよく伝わってきます。

 ところで、私たちが「プール水泳」をする目当ては、三つありました。覚えていますか。
 一つ目は、健康な体をつくることです。海でもプールでも、水泳は全身を動かす運動ですから、体を鍛えることができます。息継ぎができるようになると、心臓や肺も鍛えることができます。たくさんプールに入り、水泳で体を鍛え、丈夫な体をつくりましょう。
 二つ目は、自分の水泳の才能を伸ばすことです。私が覚えているのは、岩崎恭子さんという素晴らしい水泳の選手です。1992年、いまから21年前のことでした。沼津市立第五中学校の2年生の夏に、バルセロナオリンピックに出場しました。そして、まだ14歳と6日で、200メートル平泳ぎの金メダルを取ったのです。中学2年生が、オリンピックで金メダルです。皆さんも自分の泳ぎを鍛えましょう。そして、8月にある新潟市水泳大会に選手として参加し、金メダルを取ってください。
 三つ目は、水の中でどうやったら自分の命を守ることができるか、その方法を身に付けることです。
 毎年、たくさんの水の犠牲者が出ます。その中でも子どもたちの占める割合がとても高くなっています。本当に悲しいことです。突然、川の水が溢れてきた。あるいは、誤って川や海に落ちてしまった。そんなとき、泳げるか泳げないか、浮くことができるかできないが、自分の命にかかわってきます。ですから、水泳は好き嫌いに関係ありません。全員が泳げる、全員が浮くことができるようになってほしいと思います。
 今年も、1・3・5年生で「着衣水泳」が計画されています。服を着たまま水の中に落ちてしまったとき、どうすればいいのか。どうやったら助かるのか。自分の命を守る勉強をします。

 最後に、いま、私たちが楽しくプール水泳ができるのは、6年生のお陰です。6年生が6月11日、修学旅行に出かける前にプール掃除をしてくれたからです。デッキブラシやたわしを使って、プールをぴかぴかに磨いてくれました。だから、きれいなプールで、きれいな水の中で泳ぐことができるのです。6年生に感謝しましょう。

文責;校長 森 正司