5月9日(火)
　上所校区コミュニティ協議会の安心安全部会長の脇本さんにお越しいただき、1964年の新潟地震の映像を5年生全員と一緒に見てもらい、ご自身の体験や上所地域の様子について、お話を聞きました。
　高校3年生だった脇本さんは、自分のお家は被害が少なかったので、被害に遭って大変な思いをしていたお友達に食料や水を、腰まで水に浸かってボートに乗せて運んで届けたとのこと。その水は汚く、なかなか臭いが取れなかったそうです。
　子どもたちからの質問で「なぜ、そんな大変なことができたのか」と聞かれて脇本さんは、「困っている人を助けたいという気持ち」で、学校をサボってまで、ボランティアで水や食糧を運んでいたとのことでした。
　授業が終わった後、5年生の男子が、「お話し聞いていっぱいこんなにメモしたよ。いろんなことわかった。もっと書きたいけど書ききれないんだ！」と嬉しそうに、私にメモを見せてくれて、私もとても嬉しくなりました。
　直接、地域の方からお話が聞けるのは子どもたちにとって大事だな、と感じました。

文責:地域教育コーディネーター　後藤知恵