学校長から
重点目標「3Cで自分をUPGRADE」
新潟市立鎧郷小学校 校長 坂井 純
令和6年度 学校経営の方針
【子ども一人残らずアップグレードさせる】
皆さんは、何のために今の仕事をしていますか。
よく聞く「三人のレンガ職人」の話を要約すると、次のような内容になります。
旅人がある町を通りかかると、レンガを積んでいる職人に出会いました。旅人は職人に「何をしているのですか」と問いました。
一人目のレンガ職人は、「見れば分かるだろう。親方に言われてレンガを積んでいるんだ。」と答えます。
二人目のレンガ職人は、「レンガを積んで壁を作っているんだ。給料がいいからな。」と答えます。
三人目のレンガ職人はこう答えます。「後世に残る大聖堂を作っているんだ。」
私たちは、子どもたちの教育を通して未来の新潟市や新潟県、日本を創っているのです。
そこで昨年度、「新しい学びプロジェクト」を立ち上げ、一緒に目指す子ども像や身に付けさせたい資質・能力について検討を重ねました。そして、ついに教育ビジョンとして鎧郷小学校が目指す方向を定めました。とても素晴らしい、奇跡のようなビジョンになりました。このビジョンには、世界や国、新潟市の今後の教育の姿が詰まっています。
これから、全ての教育活動がこのビジョンの達成に向けて行われることになります。では、教職員から見た、子どもがアップグレードした姿とは何か。私たちの仕事はこの一点に尽きます。
このビジョンの中心は、学校運営プロジェクト(新しい学びプロジェクト、生活向上プロジェクト、特別活動プロジェクト)にあります。各プロジェクトが主体的に「
創る・関わる・挑戦する
」資質・能力を育成し
子ども一人残らずアップグレード
するための取組を進めていきます。そのためには、私たち教職員も考え方や価値観をアップグレードしていきます。一人目、二人目のレンガ職人ではなく、三人目のレンガ職人を目指します。
皆さんは何のために仕事をしていますか、と聞かれたら自信をもって言います。
子ども一人残らずアップグレードさせる仕事をしています
、と。