学校日記

【コロナに負けるな!メッセージリレー】4

公開日
2020/04/20
更新日
2020/04/20

お知らせ

【第4走者】 教務主任野本です。

【第3走者】2学年教員一同からの問題の答えは「5人」だそうです。どこに先生方がかくれていたのでしょうか。

 さて、みなさんは、臨時休業の間、どのようなことを考えて過ごしているのでしょうか。これまであたりまえのようにあった「日常」が、本当に尊く、ありがたいものだったのだと気付いている人も多くいると思います。日常とは奇跡みたいなものだったのですね。そんな奇跡のような日常、大門中学校での生活をまたみんなで楽しく過ごせるよう、今は我慢の時です。長いトンネルの中にいて出口が見えないような気持ちになることもあるかもしれませんが、明るい気持ちで過ごしましょう。

 山下泰裕という柔道家を知っていますか。
 最近では、日本オリンピック協会の会長として活躍しておられます。
 彼は、1980年のモスクワオリンピックに出場する予定でした。金メダルも確実と言われ、日本中の期待を背負いやる気に満ちていたそうです。しかし、当時の政治上の問題から、日本はこのモスクワオリンピックに「不参加」の決定をしました。山下さんは涙ながらの抗議をしたそうです。悔しくてたまらなかったと思います。
しかし、その後も努力を重ね、4年後、再びロサンゼルスオリンピックへの出場を決めました。無差別級2回戦でふくらはぎ肉離れを負い、足を引きずりながらの試合を続けました。そして、決勝戦では、痛みに耐えながらも冷静に相手を見据え、念願の金メダルを手にしました。
 長い4年間のトンネルを抜けた先に、山下さんが手にしたものは、とても大きなものだったと思います。みなさんの「今」も、必ず明るい未来に続いています。今できることを、ひとつひとつ丁寧に進めてみましょう。

 ちなみに、山下さんの決勝戦の相手、エジプトのモハメド・ラシュワンさんも本当に素晴らしい人です。興味のある人は、ぜひ、調べてみてください。