学校日記

始業式

公開日
2020/08/20
更新日
2020/08/20

学校ニュース

20日(木)、2学期の始業式を行いました。

丹羽校長先生のお話

いよいよ2学期の始まりです。

例年より短かった夏休みでしたが、みなさん、充実していたでしょうか。

校長先生は、いろいろな人の苦労話や成功秘話が好きなので、本やインターネットでたくさんの話に触れました。
何かを成し遂げた人の話から、自分もがんばろうと思うことができます。それらの人々の仕事はそれぞれ違いますが、どの分野であっても、何かを成し遂げた人たちには、共通する3つのことがあると思います。
1つ目は、明確な目標、志があることです。「絶対に○○になりたい」「必ず○○を成し遂げたい」という思いがあります。
2つ目は、その目標に向かってあきらめないことです。辛いことや苦しいことがあっても、それを乗り越えようとするたくましさがあります。
3つ目は、目標に向かって努力を続けることです。毎日の努力の積み重ねが、当たり前のこと、日々の習慣になっています。

校長先生は、この夏休みに2人の素晴らしい人の姿に魅力を感じました。
1人目は競泳の池江璃花子選手です。池江選手は、東京オリンピックに向けて前途洋々とした選手生活を送っていました。しかし、昨年2月、突然の病に見舞われ、オリンピックに出場できないことを公表しました。そして、今、苦しい治療を乗り越え、練習を始めています。新しい目標を掲げ、がんばる姿に大きな感動をもらいました。
2人目は相撲の照ノ富士関です。彼は横綱昇進を目前に、けがや病気で苦しみました。何度もやめることを考え、親方に引退を申し出たそうです。そんなどん底の日々から立ち直り、7月場所で幕の内最高優勝を果たしました。
校長先生は、以前は、2人の優れた才能の部分に魅力を感じていました。今は「才能よりももっと素晴らしいものが、この人たちにはある」と感じています。それは、明確な目標をもち、それに向かってあきらめず、努力を続けられることです。私のように、2人の姿を見て力をもらい、応援したいと思っている人は、日本中にたくさんいると思います。

2学期は、大切な時期になります。
学習や学校行事、部活動等において、力一杯がんばってほしいと思います。うまくいかないときもあるかもしれません。そんなときは、ぜひ、視野を広くして「目標になる人」「お手本にできる人」を見付けてほしいと思います。

目標に向かって、ひたむきにがんばる、たくましい力を身に付ける、充実した2学期にしましょう。