学校日記

令和3年度 創校記念日の校長先生の講話

公開日
2021/10/07
更新日
2021/10/07

学校行事

 本日、大門中学校創校記念日を迎えました。今の大門中学校は昭和46年、創校ですが、現在の校舎は昭和48年に完成し、その年の10月6日に体育館で、竣工・開校式が行われたという記録が残っています。大門中に関する資料を読むと、この学校の創校に関わった方々のご苦労は大変なものだったことが伝わってきます。また、それから約50年、さらに多くの方々の努力で、大門中学校の歴史は受け継がれてきました。
学校の歴史は、単に校舎、建物の歴史ではありません。また学校に通う生徒や先生方だけのものでもありません。さらに多くの人たちの喜びや苦労、感動の歴史でもあります。「大門に生を受けた子供たちをたくましく育てたい、しっかりとした教育を受けさせたい」という願いが、本校に携わった多くの方々にあったのです。

 先日行った50周年記念式典は、コロナ禍のため、多くの方に出席は願えなかったのですが、お世話になった方々が出席されなくても、学校として、心を込めて行う責任があると考え、昨年度から先生方、生徒の皆さんと共に、大門中の歴史について学びながら、準備を進めてきました。記念式典では、本校の卒業生である市長や同窓会長、PTA会長にご臨席いただき、お話をいただいたり、本年度、新しく生まれ変わった相撲体操を、3年生の代表の皆さんに心を込めて演技してもらったりして、記念に残るものとすることができました。また、生徒会の発表では、今の2、3年生、そして高校1年の皆さんがご家族の方等から聞き取った情報を年度ごとに整理し、50年の歴史を皆さんと共有することができました。1年生の皆さんも、先輩方の学習から多くのことを学べたと思います。コロナ禍の制限の中で、今できる限りの精一杯の式典を行うことができたと感じています。

 さて、大門中の50年について改めて考えると、それは、今と変わらない、地道な1日1日の積み重ねだったことが分かります。当たり前の日々を精一杯送る、共に過ごす友達や指導する先生方に感謝の気持ちをもつ、一生懸命、勉強や部活動を頑張る、そんな毎日が脈々と受け継がれてきたのだと感じます。51年目の大中生、みなさんが送る学校生活も同じです。楽しいこと、辛いこと、笑うこと、悩むこと、その一つ一つをしっかりと受け止め、精一杯、一日一日を送っていきましょう。その繰り返しが、皆さんの成長につながると思います。50周年の学びを通して感じたこと、学んだことを生かして、また頑張っていきましょう。

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