今日の献立は、「牛乳、ごはん、げんげの唐揚げ、ほうれん草のごまみそあえ、じゃがいものそぼろ煮」でした。

高岡市の学校給食では、毎月「郷土食献立」を実施しています。今月の郷土食献立は「げんげの唐揚げ」と「ほうれん草のごまみそあえ」でした。

げんげは水深200m以上の深いところにすむ深海魚です。昔はやっかい者とされていましたが、今では滅多に出会えない幻の魚であることから、「幻の魚」と書いて「幻魚(げんげ)」と呼ばれるようになりました。体は白く透明感があり、ヌルヌルしたものに覆われているのが特徴です。ヌルヌルの正体はゼラチン質で、肌の健康を保つコラーゲンが豊富です。

ほうれん草のごまみそあえは、富山県で昔から親しまれてきた郷土食です。郷土食は、その地域の産物を風土や気候に合わせて食べやすいように工夫されており、昔の人の知恵がつまった料理です。郷土食を食べること、作ることは、食を通じて地域の豊かさや良さ、大切さを知る機会にもなります。