6月19日第10回3期生ゼミ記録(丹羽)
- 公開日
- 2017/07/01
- 更新日
- 2017/07/01
学生の学び
こんにちは。最近占いに興味を持ってる3期生の丹羽亜由美です。菱川くんの影響で最初に一言添えさせていただきました(笑)
今回、私が紹介するのは「授業力&学級経営力」の2016年4月号で紹介された野中信行先生の『3・7・30の法則』を紹介したいと思います。
ところで、『3・7・30』と聞いて何を思い浮かべますか?何かの番号でしょうか、それとも合言葉?実はこれらは日数なのです。3日と1週間と1ヶ月という意味です。それぞれ詳しく説明します。
まず、3は出会いの3日間であり、この3日間でこの先生なら1年間楽しそうだという印象を与えることが大切です。そのためには、自己紹介が大きなポイントを占めています。いかに「コンパクトでインパクト」のある自己紹介をして、子どもたちの印象に残るようにします。さらに、事前に子どもたちのいいところを調べておいて、出席を取る際に一人一言ずつ褒め言葉をいうようにします。こうすることで教師から認められた喜びが生まれ、意欲的な活動をするためのサイクルを作ることができます。
次に7は仕組みづくりの1週間です。子どもたちに学校に来てから帰るまでのサイクルを指導します。子どもたちが安心して1日を過ごせる仕組みとして教師の願いや思いを明確に宣言してそこから教室のルールや動きを決めていきます。また、学習に向かうルーチンとして、必要性をきちんと伝えながら学習準備や学習道具の使い方を指導します。教師が良さや価値の共有を繰り返しすることで子どもたちに身につけさせます。
最後に最も大切な30です。これは繰り返し徹底する1ヶ月であり、これは学級を崩さないためだけではなく、高めていくために必要な1ヶ月です。ここでは、30日かけて徹底することを紹介します。1つは教師の願いや意図を繰り返し伝えること、2つ目は子どもたちのフィードバックを得て、子どもたちに思ってることを言ってもらいます。3つ目は子どもたちの取り組みの質を考え、やらされてるようにならないようにします。4つ目は分かっていない子や、間違ってしまった子には叱らず、繰り返し指導することで習慣が身につきます。
このように1ヶ月ちょっとで学級を作り上げてしまうことで、子どもたちだけでなく、教師も楽になります。実際にこれを使うのはまだまだ先のことかもしれませんが、ぜひ担任をもったら実践したいと思います。(丹羽)